Yo La Tengo / I Can Hear The Heart Beating As One (1997)

経歴が20年を優に超えるアメリカのインディー界きっての古株グループ、Yo La Tengo。
未だにニュージャージーのホボーケンで地に足の着いた活動を続けています。
やはり、美しいジャケット写真にひと目惚れしてしまったのがきっかけです。
遅ればせながら、10年前に購入したこの『I Can Hear The Heart Beating As One』(1997)が初めてのYo La Tengoでした。
全体的にひんやりとした感覚が支配する作品でありまして、強いて言うならば終盤のM14「Spec Bebop」からM15「We're An American Band」、そしてM16「My Little Corner Of The World」という流れがこのうえなく絶品です。
万感の想いとはこのことを指すのでしょうか。奇妙な気持ちが胸の内側を埋め尽くしてくれます。
これほどまでにしみじみしてしまうとは自分でも考えられないのですよ。
周囲の同意や理解を得られようが得られまいが。
犠牲にするものも多々ありましたけれども。
思うがままに地道にロック・ミュージックなんかに捧げて来た甲斐がありました。大袈裟に言うならば信念を持って耳を傾けて来て良かったと感じる訳です。
彼らこそが不動の3人組ですよ。
♪『Sugarcube』Yo La Tengo
♪『Sugarcube』Yo La Tengo
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