The Stone Roses / The Stone Roses (1989)

“セカンド・サマー・オヴ・ラヴ”と謳われた1980年代末、インディーとダンス・ミュージックとを結びつけたThe Stone Roses。
発売から20年も経ってしまったブリティッシュ・ロックの金字塔が『The Stone Roses(石と薔薇)』(1989)なんです。
手持ちのCDはアルファレコード株式会社からの税込定価3,008円(いずれも当時)のもの。
帯には“時間軸を溶かすヘヴィ・トリップ・ミュージック。90年代ブリティッシュ・ロックの指標を打ち込め。”という甚句が。これはちょいと恥ずかしいかも知れません。
受験勉強ひと筋だった浪人生時代、その第一印象は古臭いのひと言でした。The Byrdsすら聴いたことがなかったこともありまして、まるでピンと来なかったんです。無知とは言え、ライナーノーツでの闇雲な興奮ぶりを理解することが出来ませんでしたね。
それでも、さすがにM11「I Am The Resurrection(僕の復活)」の終盤の件には興奮せざるを得ない訳だったんですけどね。
あの畳み掛けるようなグルーヴ感にはいつだって痺れてしまうはずです。
そうですね、アルバム終盤のシックなM9「Shoot You Down」から高らかに歌われギターのアルペジオが清らかに鳴らされるM10「This Is The One(これだ!)」、そして、とどめのM11「I Am The Resurrection(僕の復活)」という流れは絶品です。
勿論、出だしから欲の皮が突っ張りまくりのM1「I Wanna Be Adored(憧れられたい)」やM3「Waterfall」を逆回転させて別の歌詞を乗せたサイケデリックなM4「Don't Stop」なども抜群のアクセントとなっていますし。
次のアルバム、『Second Coming』(1994)まで沈黙せざるを得なかったのもいかにこの『The Stone Roses』の傑作ぶりかを物語っていると思います。
鍵となるのは前述のグルーヴ感。それはもう天下一品、段違いの力強さと粘り具合です。そこに繊細過ぎてダメダメな歌声がふわふわと乗っかり、変幻自在のギターの音色が轟くとThe Stone Rosesでしかあり得ない音楽が生まれる、と。
宣言!
♪「I Wanna Be Adored」The Stone Roses
カラフル!
♪「Waterfall」The Stone Roses
ストーン!
♪「Made Of Stone」The Stone Roses
グルーヴィー!
♪「I Am The Resurrection」The Stone Roses
♪「I Wanna Be Adored」The Stone Roses
カラフル!
♪「Waterfall」The Stone Roses
ストーン!
♪「Made Of Stone」The Stone Roses
グルーヴィー!
♪「I Am The Resurrection」The Stone Roses
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