BONNIE PINK - ONE (2009)

BONNIE PINKの新しいアルバム、『ONE』(2009)。
デビューしてからも10年以上、10枚目のアルバムだそうで着実にキャリアを重ねていると。すっかりヒット・チャートの常連でもありますしお茶の間にも随分と定着していますよね。
今まで結局は2枚組のベスト盤、『Every Single Day』(2006)を聴くに留まっていまして、ようやく本作を新譜として購入したのでした。
ジャケット写真に釣られてしまったということもありますが。彼女も30代半ば、ますます女っぷりを上げて来ていますよね。
内容の方も芳醇ではありますけれど、熟れに熟れたサウンド・デザインが湯気を立てているということでもなく。エッジの立ったロックなBONNIE PINKも聴かせてくれます。
本盤にもタイアップ曲が多いのですが、何とはなしに統一感というものはあって意外とひと息で聴けてしまうのですね。
何を演りたいのか焦点がはっきりと定まっている気がします。明確な強い意志が働いている印象を感じるという訳です。
やはり、シングル曲のM4「Joy」は凄くアクセントになっていまして。しっとりとしていて深みもあってとずばり名曲ですね。
ヒット曲もそれなりにあって、ある程度のわがままというか意欲的な試みを行なえるという羨ましい立ち位置にあるのが今のBONNIE PINKなのかも知れませんね。
シングル曲のM6「鐘を鳴らして」の英語詩版であるM15「Ring A Bell」を追加収録するなど、遊びというか余裕のようなものまで感じさせてくれますよ。
こうなったら、過去のアルバム作品に遡ってみる必要があるかな、と。
これはイイ。
♪「Joy」
これもイイ。
♪「鐘を鳴らして」
♪「Joy」
これもイイ。
♪「鐘を鳴らして」
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