Heavenly - P.U.N.K. Girl (1993)

みんな大好き、Heavenly!という訳で今月のHeavenlyです。
突如として2枚同時に発売された7インチのもう片方の『P.U.N.K. Girl』(1993)、3曲入りです。
『Atta Girl』(1993)にも驚かされましたけれど、こちらの方が聴いてみてもっと驚きでした。
全体的に簡潔な音作りのために今までの夢見心地のようなふんわりとした感触とは程遠くて。
M1「P.U.N.K. Girl」は「Atta Girl」と比べれば明るめですね。少し「Hearts And Crosses」に似ていることもありますし、あいうえお作文的な歌詞を楽しむことが出来るという1曲なんです。
演奏自体がとても引き締まっていて、今まで感じたこともなかった頼もしさなんかが全面に出ていますよ。
2曲目はM2「Dig Your Own Grave」などという非常に辛口な表題からも推し量られる、これまでのHeavenly像からかけ離れたものですね。
ギター1本の弾語りの形でAmelia FletcherとCathy Rogersが掛け合うデュエット曲でもあります。
Heavenlyも変わっちゃったなぁ、というのも正直なところですね。
最後のM3「So」と来ましたら、さらに簡潔かつ思い切った仕様で。
我らが歌姫、Amelia Fletcherの独唱のみという大胆さ、ですよ。どこからやって来る自信の表れでしょうか、強気というか開き直りというか。
この後もHeavenlyは変わって行き、初アルバムの『Heavenly VS. Satan』(1991)からはちょっと想像のつかない新しい境地へと突入して行きます。
グループは先へ先へと進むことを選んだ訳ですね。
ちなみに先の『Atta Girl』とこの『P.U.N.K. Girl』を合わせたCDシングルがK Recordsから発売されています。嬉しいもんですよね、こういう繋がりって。
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