Museo Rosenbach / Zarathustra (1973)

背筋も凍るようなジャケット・デザインが目を惹きますけれども。
Museo Rosenbachというイタリアのプログレッシヴ・ロックのグループが唯一残したアルバム作品、『Zarathustra』(1973)を聴いてみました。
一聴してその技巧的な演奏力、緻密な構成力、激唱する歌声などに圧倒されてしまいます。
A面に当たる前半を占めるのは『ツァラトゥストラはかく語れり』というニーチェ思想をロックしてみせる荒業、怪気炎を吐きまくりなのです。
そこかしこにメロトロンの音が、モーグ・シンセサイザーの音が飛び交います。
と思いきや。
後半の幕開けを飾るM6「Degli Uomini」がこれまた目まぐるしい展開を見せつける超絶的な1曲です。
何がどうなっているのだか、追い切れません。有無を言わせない抜群の格好良さ。
これが最後のM8「Dell'Eterno Ritorno」まで続くのですから本当に目眩を起こしそうになりますよ。
かくもイタリアのプログレッシヴ・ロックのグループというのはそれぞれが個性豊かで、とても濃厚な作品作りを成していたことを如実に物語っている訳ですね。
紙ジャケットCD化でもされなければ、平気で通り過ぎていたに違いありません。
この年末にかけましてイタリアのプログレッシヴ・ロック名盤が凝りに凝った紙ジャケットCDにて大量に再発されるとのことですので、少しでも興味を持たれた方はどうぞ。
ハチャメチャです、良い意味で。
♪「Zarathustra: Il Re de Ieri」Museo Rosenbach
無茶苦茶です、良い意味で。
♪「Degli Uomini」Museo Rosenbach
滅茶苦茶です、良い意味で。
♪「Dell'Eterno Ritorno」Museo Rosenbach
♪「Zarathustra: Il Re de Ieri」Museo Rosenbach
無茶苦茶です、良い意味で。
♪「Degli Uomini」Museo Rosenbach
滅茶苦茶です、良い意味で。
♪「Dell'Eterno Ritorno」Museo Rosenbach
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