
1970年発売の
Formula 3のデビュー・アルバム、『
Dies Irae』を聴いています。
今朝、初めて聴いてみまして3回目ということなのですけれども。
意外や意外、ハード・ロックなのですね。
彩り鮮やかなジャケット・デザインにも相反して、どちらかと言いますと暗い雰囲気すら感じられますし。
仰々しいイタリアのプログレッシヴ・ロックだろうと勝手な思い込みが見事に覆されましたよ。
そして、表題曲の妙に神々しいM1「
Dies Irae」では少々ですけれど、M3「
Perche'... Perche' Ti Amo」では割と前面に女性ヴォーカルが出て来ることもさることながら。
いちばん驚いたことはあの
The Left Bankeの代表曲のカヴァー、あのM6「
Walk Away Renee」ですよと。
まさかのまさか。
あの麗しくも儚い1曲が荒々しく解釈されてはまったく異なる一面を引き出されているという。
熱く歌い上げられることもないですし、そういう意味でも意外過ぎます。
最終曲のM8「
Sole Giallo, Sole Nero」などでは渦巻くオルガンやらドラム・ソロやら、なかなか聴き応えのある演奏を繰り広げていますけれど、思わず再び長尺のM1「
Dies Irae」に戻ってしまいますね。
単純にこの1曲目は格好良いです。
chitlinさん、こんにちは、お久しぶりです。
6曲目はレフトバンクの曲だったのですね。レーベルには作誌曲者名しかなく、あまりに乱暴なアレンジで・・・今まで気づきませんでした。どうも~
昔からフォルムラ・トレの3rd、4thに比べて殆ど話題に上らない「Dies irae」、シンフォ好きには単なるハードロックと言われてました。しかし、ヘヴィ&ハード系では、こんなにジャケどおりの極彩色で立体的空間、サイケな音像の作品は、めったにありません。数あるイタリアンロックの中で一、二を争う大好きなアルバムです。イタリアらしく裏ジャケの3人も洒落ています。
nicohoiさん、ホントにお久しぶりでございます!
コメントを入れていただきまして、ありがとうございます。
プログレッシヴ・ロックにお詳しいnicohoiさんからのコメントはとても参考になります!
ええ、未だにライナーノーツを読んでいなかったりするので。(汗)
凄く荒っぽい仕上がりですけれど、これが3rdに4thと繋がって行くと思えば興味深いですね~。
ひと味もふた味も違うハードロックも面白いものですね。
今後もご教示のほどよろしくお願いいたします!
chitlinさん、こちらこそ、よろしくお願いいたします。
新しいバンドに疎いので、未知のアーティストの記事など、参考にしてます。
ところで、カッコ良いハードなアレンジのタイトル曲「Dies Irae」の原曲は、有名なミサ曲「Dies Irae/怒りの日」です。下記バンドもサイケ風やら、何やらアレンジしてやってるので、いつか機会がありましたら聴き比べると面白いかと思います。
「INTERNATIONAL HARVESTER / Sov gott rose-marie(SWEDEN love 1968年)」
「GRACIOUS / ! (UK vertigo1970年)」
「PANNA FREDDA / Uno(ITALY vedette 1971年)」
「VISITORS / "S/T" (FRANCE decca 1974年)」
nicohoiさん、再度のコメントをありがとうございます!
参考にしていただいていること、大変に励みになりますっ!
さてさて。早速、初耳ばかりの情報をありがとうございますね。
有名なミサの曲だとは夢にも思わず。
挙げていただいた中ではかろうじて、Graciousの、名前だけは知っています。
機会がございましたら挑戦してみたいです!