
今夜は『
Fede Speranza Carita』(1972)、イタリアの
J.E.T.の唯一作を取り上げてみましょう。
確かに“
BMGイタリアン・ロック復刻紙ジャケット・コレクション”の第3弾の発売の際に、
Il Rovescio Della Medagilaの2枚や
Reale Accademia Di Musicaのアルバムと一緒に購入したのでした。
凝りに凝った紙ジャケット仕様が嬉しい作りとなっておりますよ。
前半(A面)の2曲、表題曲のM1「
Fede Speranza Carita」とM2「
Il Prete Il Peccatore」がともに10分を超えるという尺の長さには胃がもたれること必至と思いきや。
イタリアン・プログレッシヴ・ロック特有の盛り上がっては更に一層盛り上がる展開に厭が応にも高揚感を掻き立てられます。
実に伸びやかな歌声も自己陶酔1歩手前、こってりとした暑苦しさ1歩手前の格好良さとも言うことが出来るのですけれど、しつこいことには変わりがないというのでは身も蓋もないですよね。イタリア語だからかも知れませんし。
詰まるところ、情熱的ということです。
それでも演奏が物凄く上手で、重厚なギターの音色と時に派手で時に軽やかなキーボードとの絡みが聴きどころですね。
実に興味深く面白い1枚です。
紙ジャケット仕様の限定盤などという足元を見るような商法にも乗っかってみるものですね。
スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
なんでも、探検だと思います。
教科書に載ってるものしか、知らない人は一生「教科書頭」!!
エロ本を読んで知識が豊富でも、本の通りに...
J.E.T.\"Fede Speranza Carita\"1972年作
何と何と急に寒くなったじゃありませんか?一気に冬到来です。今年は紅葉がいまひとつかな?と思います。そ...
TB並びに、コメントありがとうございました。
少し昔の音なので、どんなか忘れて
も一回聴きました!(笑)
真夏には、とても暑苦しいかな?(笑)
いや~~~~情熱的なんですね、きっと!
これ、LPサイズだったら、凄く良いなぁ~ね!
Tommyさん、こちらこそコメントとトラックバックをありがとうございますね。
ええ、大変に情熱的で押しが強いですよね。
イタリアン・プログレッシヴ・ロックのいちばん良い部分が余すところなく発揮されている、ような気がします。
場数を踏んでいないので何ともあやふやですけれど。
ギミック満載のジャケットは紙ジャケットCDでも楽しいものですね。
まさに徳用盤です。
TBどうもありがとうございます。
>自己陶酔1歩手前
いや手前じゃなくって、じゅうぶん陶酔していらっしゃるんでは?って思いますが・・・
気持ち良さそうに歌ってますね。
イタリアらしいほんと完璧なアルバムかな?って思いますね!
再発と言う事で
またまた楽しみですね!買い逃しているものが
一杯なんで・・・とにかく嬉しいです。
evergreenさん、コメントとトラックバックをありがとうございます!
あはは、ホント酔いしれるにもほどがあるでしょうという感じですねぇ。
つくづくこの辺の、1970年はじめのイタリアのプログレッシヴ・ロックてのは濃い、ですよね。
何かの啓示でもあったのじゃないかというくらいかと。
自分はまだまだ初心者なので聴いてすぐに思ったことを書き殴っているだけですが、ちょうど別のエントリを準備中でして。
パッとアップしちゃいますね。