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The King Of Luxembourg / Sir (1988)

kingsir
ついでと言っては何なのですけれど、Simon Fisher TurnerThe King Of Luxembourgに扮して臨んだ2枚目のアルバム、『Sir』(1988)を取り上げてみましょう。


前作の『Royal Bastard』(1987)がカヴァー曲主体であったのとは逆に半数程度を自作曲で固めて勝負に打って出た訳です。


様々な工夫が凝らされ仕掛けが施されていましていまして、聴き手を飽きさせない作りですね。
機知に富んだ編曲は楽器の使い方、音の選び方にまで微に入り細に渡り気が配られた結果であることが一聴しただけでも判ろうというものです。
大風呂敷を目一杯に広げておいても綺麗にまとめております。


また、このジャケット写真をご覧ください。その凛々しい出で立ちと来ましたら。
気高く、そして狂おしく歌うThe King Of Luxembourgの姿に世の女性たちは悶絶、なのではないでしょうか。


この徹底的な美意識、この揺るぎない世界観が判る人には判るというせせこましさの中に留められていることに歯痒さを感じるばかりです。


また、ブリティッシュ・ロックのルネサンスと謳われたもした“ブリットポップ”やら“クール・ブリタニア”やらよりもよっぽどイギリスらしさが著しいと感じられます。
煌めくようなポップ・ソングが本国のイギリスにおいてもほとんど顧みられていないという事実には肩を落とすほかないです。



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お久しぶりです。
ああ、懐かしや。大好きでした、このアルバム。
昔クロスビート誌でネオアコ特集があった時にそこに載っていたのを見たのが最初だったように思います。あの特集は勉強になったなぁ。

ファーストはかなり入手困難だったように思いますが、こちらは割と再発されていますね。

ラストの「リー・リミック」のカヴァーはいつ聴いてもやられます。

The King Of Luxembourgはこのアルバムしかまだ聴いたことがないですが、アルバム通して聴きやすくて好きな作品です。ネオアコと言われる作品の中にはハズレも多い気がしますが、これは緻密に作られている印象です。

kura_moさんへ

kura_moさん、ご無沙汰しております。
コメントをありがとうございました!
お返事が遅くなってしまい申し訳ございません。

おお、これってやはり“ネオアコ”扱いなのでしょうか~?
ホントのこと言いますと詳しくは判っていないのです、“ネオアコ”のこと。当時、間に合っていなかったのですよ。

>ラストの「リー・リミック」のカヴァーはいつ聴いてもやられます
あらま!再発盤には収録されているのですね、この紙ジャケットCDはボーナスなし(耳が痛い)となりますね。
確かThe Go-Betweensのが原曲ですよね?胸キュンです!
これは『Sex Appeal』収録なので次にエントリしてみますね。
で、ほかに改変カヴァーしているグループもいるので別途、エントリしてみようと思います。きっかけをありがとうございます!

いたちさんへ

いたちさん、どうもです!
コメントをありがとうございました!

やはり、これは“ネオアコ”なのですねぇ、いちばん合ってはいると思うので異論はないのですよ。
そして、極上のポップということで。

それにしても、緻密も緻密、頭が変になりそうなくらいに作り込まれていますよね。
実際、ここまでやられると変態ぢゃないかと。

自分としてはカヴァー集の『Royal Bustard』の方が面白いですかね~。
変態趣味に諧謔性、色々な側面を楽しめますので。
機会がございましたら、いたちさんもどうぞ!
プロフィール

北沢オーストラリア

Author:北沢オーストラリア
ハンドルネームをchitlinから北沢オーストラリアへと改めました。どうか、よろしくお願いいたします。
ポップ・ソングのことを中心に書こうとして自家中毒を起こしているブログです。
見当違いのことばかりですけれども、どうかご容赦のほどを。

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