Blue Cheer / Vincebus Eruptum (1968)

リンク先さまであるIron Rosaryの再開とevergreenさんとの再会を祈願いたしまして今夜はBlue Cheerの『Vincebus Eruptum』(1968)を取り上げてみましょう。
このデビュー・アルバム、『Vincebus Eruptum』が紙ジャケットCD化された際に即座に品切れを起こしていたので、入手に手間取ったことはコチラに書いた通りです。
同時にリアル店舗のありがたさを痛感したこともあったなとたまに思い返しています。
余りにも有名なカヴァー曲、M1「Summertime Blues」Eddie Cochranのせいで、それまでアルバムなんて聴いたことがなかったのです。
それをこうして通しで体験してみますと、その破天荒さに思わず肝を冷やしてしまいます。
何と衝撃的な。
恐ろしいことこのうえないです。
シアトルのやんちゃ坊主、Mudhoneyが軽量級に聴こえて来るのに有無も言わせぬ説得力が余りあると納得なのです。
ほかの収録曲にしても仄かに香るサイケデリアをよそに、内角の際どいところを突き崩し捩じ伏せようと音の塊を容赦なく叩き付けて来るかのようです。
血の滲むような咆哮、轟く爆音ギター、そして雷の如きドラムスと。無敵のパワー・トリオですね。
これほどまでに凶暴で極悪で強靭なロック・ミュージックを1960年代後半に実体験してしまっていたら、人生を狂わされそうです。
いえ、間違いなくBlue Cheerの生け贄になってしまうのではないでしょうか。
その漢たち3人、凶暴につき。
♪「Summertime Blues」Blue Cheer
♪「Summertime Blues」Blue Cheer
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