Perfume / Love The World (2008)

日本武道館ワンマンライヴ2DAYSの開催も決定したPerfumeの『Love The World』(2008)という4曲入りシングルを遅まきながら取り上げてみます。
実質的にはふたつの新曲からなる訳なのですけれども、季節感すら関係なくともこれまた興味深い内容であったりしますね。
表題曲のM1「Love The World」は、やはりシングル曲にしては押し出しが弱い印象です。
それでも水準以上の出来だということに異論はないでしょう。充分にラヴリーですし。
逆に次のM2「Edge」こそが中田ヤスタカの本懐のはずです。
アルバム『Game』(2008)の表題曲「Game」ばりにハードな仕上がりで、相変わらずのベースラインのブリブリ加減に妙な安心感すら覚えますよ。
空虚で単調なヴァースをくぐり抜けると秀逸なフックがしっかり用意されていまして。
“そうなんだね それはそんなかんじで”“ああそっかで 話きいてないのね”とひと突きで胸にぐさり。
このM2「Edge」の6分半が次回作にどう作用するのか、どう方向性を左右するのか知る由もないのですけれど、極めて重要な鍵を握っているのではと感じずにはいられません。
そんな訳でExtended MixのM4「Edge」にはもっともっと大胆なリミックスを施してくれても良かったのになと思う次第です。
ザックリと切り刻まれても10分を超えたとしても、その潜在的な地力やのびしろにはまだまだ可能性を感じさせてくれるのではないかと。
恐るべき1曲、です。
♪「Edge」Perfume
♪「Edge」Perfume
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