Aretha Franklin / I Never Loved A Man the Way I Love You (1967)

Aretha Franklinの、いやさソウル・ミュージックを代表する大傑作と呼べるのがこの『I Never Loved A Man the Way I Love You』(1967)です。
1967年の発売ということですから今から40年も前、彼女が25歳の時の作品です。
何かと話題を振りまいています、創立60周年だというAtlantic Recordsからのデビュー・アルバムなのですね。
それはもう相当なものですよ。
アルバム自体の内容としては多くの有名曲をカヴァーしていますけれど、「The Singer, Not The Song」The Rolling Stonesを地で行く勢いでどれもこれも見事なまでに彼女自身のものにしているところは、この時点でもはや誰にも止められないといった感がありありなのです。
冒頭を飾る肝心要のM1「Respect」にしても、Otis Reddingのオリジナル版を凌駕しているのではないかとの錯覚がここでは許されることでしょう。
それはさて置き、Muscle ShoalsはFame Studio録音が含まれているということも手伝いまして当然の成り行きとも言えなくもない名唱、名演の雨あられです。
沸々と湧き上がるゴスペルという確固たる地力を自在に、そして自然と御する手腕には舌を巻くほかありません。
名実ともに“ソウルの女王”という戴冠に納得するしかない、最高の歌い手ですね。
あとはもう何も言いますまい。
ただ、とにもかくにもこのソウル・ミュージックの大名盤を聞かずには何も始まらないことは確かなのです。
こちらも『I Never Loved A Man the Way I Love You』収録曲のひとつです。ブルージーな感覚が堪りません。
♪「Dr. Feelgood(Love Is A Serious Business)」Aretha Franklin
♪「Dr. Feelgood(Love Is A Serious Business)」Aretha Franklin
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