梅雨空に押し潰されそうになるのも飽きてしまいましたので(実際にはCD棚をほじくり返すことに飽きました)気分転換にこの『
Demon's Dance 』(1967)を聴いてみました。
ジャケット・デザインがひと際目を惹く本盤は、
Jackie McLean が
Blue Note Records への録音にひと区切りをつけた形のアルバムですね。
1967年という時節柄でしょうか、珍しくサイケデリックなこのジャケット・デザインのおどろおどろしさ故に敬遠していた節もありましたし、何年か前に紙ジャケットCDがアンコール・プレスされた際にも店頭に溢れるほど並べられていたので放置していましたら早々に廃盤の憂き目にといういつも展開でした。
一昨年に
RVG 盤CDとして発売されましたので溜飲を下げたくちです。
とか何とか言っている割にはほかの作品をまとも聴いたことがないので、新主流派を経てハードバップ期に立ち返ったとかという文脈も何も関係なしに楽しんでおります。
本当なら『
Swing Swung Swingin 』(1959)くらいは最低でも聴いておくのが筋であるということは重々承知のうえなのですけれども。
初っ端の表題曲からして豪快なハードバップが賑々しい「
Demon's Dance 」やら直球勝負のM5「
Floogeh 」やらが実に爽快な音に仕上がっております。
あとは月並みではあるのですけれども、
Woody Shaw (tp)作の4「
Sweet Love Of Mine 」の魅惑の演奏には胸を焦がされますね。
スポンサーサイト
俺もRVG盤にて所有です。ジャケのおどろおどろしさから購入をためらっていた1枚でもありますが、各方面から絶賛されている「Sweet Love Of Mine」聴きたさに買いました。
時代に似合わない、ド・ハードバップで嬉しくなったのを覚えています。
マクリーンはリーダー作以外に名演が多い人なのでいざ本人名義となるとどれがいいか迷いますね。
その点これジャケを覗いては最高な1枚と言えます。
俺は「Fickle Sonance」の渋さとか結構好きですけど。。
kura_moさん、どもども!
コメントをありがとうございます。
おっしゃる通りのハードバップぶりが炸裂していて楽しいくらいですよね。
内容的にもやはり「Sweet Love Of Mine」という対比が効いていて過不足ないですものね。
>「Fickle Sonance」の渋さとか結構好き
おお、参考にいたします!
ありがとうございますね~。
ジャケ写が素敵!
ダダみたい!(笑)
すんません。ハードバップって、なんですか?
チトリンさんは、私の知らない音楽を
たぁくさん、知ってて楽しいです!!
※セキュリティーを変えた関係で、
自分がアカウントを持つものが、とても重い、
もしくは開かない現象が出てます。
なので、ここも、セキュリティー無効で
来てます…。ャダ((o(;□;`)o))ャダ
Tommyさん、どうもです。
コメントをありがとうございますね。
Blue Note というよりもジャズでこういうジャケット・デザインは珍しいですよ、きっと。
周りに誰か止める人がいなかったのでしょうね。
ハードバップとは1950年代後半のアメリカ東海岸で興ったスタイルで、それまでのビバップの発展形というかラテン・ミュージックの要素も大きく取り入れつつメロディーも際立つようになったとか。
そんな感じです。拙い説明で申し訳ないっす。
Tommyさんも守備範囲、広いではないですかー。
津軽三味線の吉田兄弟(でしたよね)のことをエントリされてて、私はずっと気になっていたりしますよ。
PCのセキュリティー問題というのは永遠ですね。
ご愁傷さまでございます。m(_ _)m