Led Zeppelin / Led Zeppelin � (1971)

めげることなくLed Zeppelinに挑んでみましょう。
今回は勿論、Led Zeppelinの1971年に発売された4枚目のアルバムについてです。
問答無用にして比類なき傑作、であることを今さらながら改めて思い知らされました。
いち度は売り払ってしまったことを悔やむばかりという始末です。
初っ端のM1「Black Dog」からして衝撃的です。
歌との掛け合いになっている積み重ねられたギター・リフがしかし、強靭なリズムを刻むドラムスに対して段々にずれて行くという居心地の悪さが気持ち良いのです。
最高にロックン・ロールしているとしか言いようのないのが続くM2「Rock And Roll」です。
何なのでしょうね、このノリ、この突進力は。
こんなにもグルーヴィーなロックン・ロールは他所では見当たりませんよ。
もはやM4「Stairway To Heaven」については何も申し上げることがございません。
気恥ずかしいものの、ただ“To Be A Rock, Not To Roll”とだけ・・・。
後半では1曲のみ挙げさせてもらいます。
M7「Going To California」です。
これまた素晴らしい、そして何という美しさ。
M8「When The Levee Breaks」でのあまりにも重たいドラムスの響きとは見事なまでに対照的な健やかさです。
また、それだけでなく特筆すべきは息苦しいくらいに充満する色香でしょう。
Robert Plantが漢の中の漢に思えてなりません。
情けないことに今の今までこの楽曲の存在にほとんど気が付きませんでしたが、今回のいちばんの収穫です。
『Led Zeppelin』(1969)にも『Led Zeppelin III』(1970)にも驚かされましたけれども、M3「The Battle Of Evermore」にはSandy Dennyが参加しておりますし、絶妙に硬軟織り交ぜられたアルバムとしての完成度が矢鱈と高過ぎる本盤には参りました。
謝ります。ごめんなさい。
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