Astrud Gilberto / The Astrud Gilberto Album (1965)

昨日と打って変わって晴天の本日、実に爽やかな陽気です。
そんな時にはこの『The Astrud Gilberto Album』(1965)を聴いてみることにいたしましょう。
“ボサノヴァの女王”、Astrud Gilbertoのデビュー・アルバムです。
これはもう、アルバム丸ごと大スタンダードと呼んでも差し支えないでしょう。たとえブラジル本国で顧みられることがなかろうと。
Astrud Gilbertoの不安定ながらも涼しげな歌声にはくすぐられるような感覚を覚えてしまうものです。
M2「Agua De Berbe」ではご存知、Antonio Carlos Jobinが寄り添うように歌っています。
加えて、何とはなしに耳を傾けているだけで安らぐ軽やかな演奏が堪らなく絶妙なのです。
こちらはMarty Paichの手腕に拠るところが大きいのでしょう。名演には立役者が付きものですね。
全11曲、締めて28分ちょっと。
すっきりとした目覚まし代わりにも出かける準備を楽しくしながらでもさらりと聴くことの出来る素敵な1枚です。
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