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春の紅白歌合戦 「紅組編」 (2001)

紅組

本作は幻の名盤解放歌集*ワーナーミュージック春の紅白歌合戦 「紅組編」』(2001)です。という訳で、まずは紅組からのご紹介です。


“すべての音盤はすべからくターンテーブル上(CDプレーヤー内)で平等に再生表現される権利を有する”


この宣言通り、この世の果てに打ち捨てられた特異な歌謡曲の亡骸を掬い取るべく活動に勤しむ幻の名盤解放同盟


夏に向けて気になるVゾーンなどよりも業が深い歌謡曲の一大絵巻として彼らが丹精込めてまとめ上げた編集盤シリーズを採り上げて行きます。


のっけから“夜のワーグナー”こと藤本卓也が手掛けるM1「カナダの夜明け」がやってくれます。
どことなく異国情緒を漂わせ不思議で素敵な展開を魅せる1曲です。
歌謡曲が持つ独特の粋を集めたと言いましょうかその雑食ぶりが成せる業と言いましょうか、様々な要素がきれいにまとめられています。


カフェ・ロワイヤルというチェーン店なのかフランチャイズなのか非常に気になるサビが病み付きになるM4「悪魔のささやき」。
このカフェ・ロワイヤルという歌詞が悪魔のささやきそのものなのかも知れません。


あの大屋政子が歌うM8「過去(きず)」を含めまして、歌合戦らしくかなりまっとうな楽曲が並べられている中で、やはり幻の名盤解放歌集らしい異彩を放つタマも揃えられてはいますよ。


夜のネオン街、いやさ夜の蝶の世界にもきっちりと階級社会M6「ネオン学校」。
女性にとっては盛り上がりたくもない音頭もの、M11「シワシワ音頭」やサビが若干、「NightrainGuns N' Rosesのそれに似ていなくもないM12「キャリア・ウーマン・ブルース」などです。


とは言いましても本作最大の聴きものはM15「ジェラス・ガイ」以下、6曲も収録された松岡計井子が歌うJohn Lennonカヴァー大会でしょう。


何と無謀なと思われる企画ものではありますが、『ジョン・レノンを歌う』(1972)から抜粋されていまして、なかなかどうして意外なことに天晴な仕上がりなのです。
勿論、全編に渡って日本語訳です。


M19「マザー」の最後の最後で叫ぶその姿に胸が痛みます。
人間John Lennonに対して真っ向勝負を挑み、真摯に歌い切っています。


次回は勿論、「春の紅白歌合戦 「白組編」』 (2001)の出番です。



収録曲は以下の通りです。
M1「カナダの夜明け」市川瑛子(藤本卓也)(1972)
M2「夜明けの横浜」市川瑛子(藤本卓也)(1972)
M3「ママの星」白川奈美(1972)
M4「悪魔のささやき」都川愛子(1980)
M5「愛の出発」アイリーン(1971)
M6「ネオン学校」川田あきら(1981)
M7「ふるさとの歌」司美智子(1973)
M8「過去(きず)」大屋政子(1981)
M9「母さん私も女です」真知けい子(1972)
M10「黄昏色に心をそめて」吉田正美と茶坊主(1976)
M11「シワシワ音頭」水谷ミミ(1979)
M12「キャリア・ウーマン・ブルース」水谷ミミ(1979)
M13「DISCO CHUREN POHTOW」(九連宝燈)/伊東マユミ(1979)
M14「兄ちゃん」小川貴美(1977)
M15「ジェラス・ガイ」松岡計井子(1972)
M16「ラブ」松岡計井子(1972)
M17「ゴッド」松岡計井子(1972)
M18「ハウ・ドゥ・ユゥ・スリーブ」松岡計井子(1972)
M19「マザー」松岡計井子(1972)
M20「イマジン」松岡計井子(1972)



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北沢オーストラリア

Author:北沢オーストラリア
ハンドルネームをchitlinから北沢オーストラリアへと改めました。どうか、よろしくお願いいたします。
ポップ・ソングのことを中心に書こうとして自家中毒を起こしているブログです。
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