Tito Puente / Tito Puente And His Concert Orchestra (1973)

真夏日には熱い音を、ということで今夜はTito Puenteの『Tito Puente And His Concert Orchestra』(1973)を選んでみました。
随分と久し振りにFania Recordsからの新装再発売分からです。
サルサを元にジャズ、ファンクをぶち込みまして電気でごった煮状態に仕上げております。
全編に渡って熱くて分厚い、息を飲むような演奏が繰り広げられる珠玉の1枚です。
血が騒ぐというやつですね。
M5「Ritual Dance Fire」で思わず昇天・・・。
M7「Black Brothers」にM8「Matacumbe」とこの辺りは立て続けにさながらスパイ映画の劇判のような佇まいでして、その屈強さに惚れ惚れとしてしまいますよ。
大巨人、Tito Puenteが繰り出すティンバレスの猛烈な勢いに押しも押されずピアノやらオルガンやらを使い分けるのがもうひとりの大巨人、Charlie Palmieriその人なのですから降参するほかないでしょう。
鋼のようでいて実はしなやかな調和をもたらす名演の数々に身を任せるのみと行きたいところなのですけれども。
勝手に身体が、腰が動き出すといった塩梅なのですよ。
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