John Coltrane / Blue Train (1957)

John ColtraneがBlue Note Recordsに残した唯一のリーダー作と言えば『Blue Train』(1957)にほかなりません。
Blue Note Records作品はやはりジャケット写真が素敵ですよね。
とまれ、Prestige Recordsとの契約期間中にAlfred Lionが割って入って頼み込んだとかいう話もあるようです。
そして、4曲の自作曲は勿論、全5曲をたった1日で録音したとのことです。
恥ずかしながら、実はごく最近になって本作を聴き始めたというのが本当のところなのです。
それでも表題曲M1「Blue Train」については知らないはずがなく、どこぞで何度か耳にしていつしか憶えてしまったという良くある話です。
何はなくともそのM1「Blue Train」と言いますとLee Morgan(t)とCurtis Fuller(tb)を従えて重層的にテーマを奏で、冴え渡る各ソロ演奏にも思わずうっとりです。
この1曲で本作の名盤度が高まるというものですよ。
M2「Moment's Notice」やM3「Locomotion」の熱い演奏にしても同様です。
こうしておりますと、Impulse! Records時代から入り込んで聴き進めて来たことを若干、後悔してしまうような心境へと陥ったりします。
本作のこの快活なハードバップが偉く魅力的なものですので。
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