Il Rovescio Della Medagila / Io Come Io (1972)

“メダルの裏側”という意味を持つIl Rovescio Della Medagilaの2枚目のアルバム、『Io Come Io』(1972)を探し当てましたので取り上げてみます。
evergreenさんのところで彼らのデビュー・アルバムを紹介されていましたので気になっていたのです。
金属製のメダルを中央にあしらった特殊ジャケットということで“BMGイタリアン・ロック復刻紙ジャケット・コレクション”の第3弾を発売当時に購入していたのですけれど何回か聴いてみてしっくりと来なかったのでしょう、自分でも判らないところに仕舞ってありました。
まずは銅鑼の音が一閃、重たいギターのリフで責め立てるM1「Io」で幕を開けます。
雄々しく歌い上げるところも特徴的ですね。
緊張感はあるものの、この時点で様式美を尊重したハード・ロックという印象を持ちます。
以下、骨太なギターのリフの応酬が続く中でアコースティック・ギターやタブラを導入するなどそこかしこに少しばかりの工夫を窺えるのですけれど、一本調子であることは否めません。
聴き飽きてしまう前にアルバムが終わるのがせめてもの救いでしょうか。
それもこれも収録時間が30分未満だからなのですけれども。
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