Mal Waldron / Left Alone (1960)

本日は唐突にMal Waldronについてです。
じっくりと耳を傾けてみるのは初めてのことです。
唯一の手持ちがこの『Left Alone』(1960)、何はなくとも表題曲のM1「Left Alone」が有名ですよね。
Billie Holydayが書いた詞にMal Waldronが曲つけ哀悼の意を示した1曲でございます。
また、この1曲にだけJackie McLean(as)が参加しているという。
果たして実に気高く荘厳な仕上がりですね。近寄り難いくらいです。
M3「You Don't Know What Love Is」にしましても大変に有名なスタンダードにして、やはり名バラードへと仕立てられています。
その一方でM4「Minor Pulsation」と言いますと、複雑で混沌とした中にもぴしゃりと筋の通った鬼気迫る演奏、特にドラマーも頑張っております。
ここのところギターポップに浸っていた身にとりまして、数回聴いたくらいではちっとも耳馴染みにはならない音世界であるのですけれども、これはこれで心の洗濯に打ってつけの1枚です。(←何と軽卒な)
M5「Airegin」に至ってはSonny Rollinsのカヴァーだなんてことは言われてみなければさっぱりという具合でしたので。
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