歌いまくる勝新太郎 (1997)

本作は、幻の名盤解放歌集*大映レコード勝新太郎編に当たる『歌いまくる勝新太郎』(1997)です。ある意味、番外編と言えるのかも知れませんけれども表題通りに勝新太郎の単独盤です。
“すべての音盤はすべからくターンテーブル上(CDプレーヤー内)で平等に再生表現される権利を有する”
この宣言通り、この世の果てに打ち捨てられた特異な歌謡曲の亡骸を掬い取るべく活動に勤しむ幻の名盤解放同盟。
永遠不変の真理よりも深い歌謡曲の一大絵巻として彼らが丹精込めてまとめ上げた編集盤シリーズを採り上げて行きます。
いったん再生が始まるとそのとたんに何とも言えない緊張感を強いられまして、全17曲最後まで釘付けにならざるを得ない1枚なのです。
異様な磁場が張られていることは間違いなく、まさに人間の器そのものが見事に反映された音世界と呼ぶことが出来るのではないでしょうか。
歌謡曲然とした楽曲の数々を映画俳優として歌うからということに限らず、声の持つ深みや質量が違います。はるかに桁違いですね。
ひとたび勝新太郎が歌えば、それはもう文字通り勝新太郎の生き様にしか聞こえません。
M17「座頭市子守唄」に触れ、そのさすらう無常心に完膚なきまで叩き潰されようとも本望なのです。
収録曲は以下の通りです。
M1「座頭市」(1967)
M2「サニー」(1970)
M3「あき子」(1967)
M4「あれっきり」(1967)
M5「恋は気まま」(1968)
M6「いつかどこかで」(1968)
M7「シーサイド横浜」(1968)
M8「さよならしようぜ」(1968)
M9「ごめんね坊や」(1969)
M10「涙はおれに」(1969)
M11「どんとやれ」(1968)
M12「橋ぐれる」(1973)
M13「別れ手錠」(1973)
M14「悪名(河内音頭)」(1968)
M15「悪名のテーマ(セリフ入り)」(1968)
M16「座頭市ひとり旅」(1967)
M17「座頭市子守唄」(1968)
M1「座頭市」(1967)
M2「サニー」(1970)
M3「あき子」(1967)
M4「あれっきり」(1967)
M5「恋は気まま」(1968)
M6「いつかどこかで」(1968)
M7「シーサイド横浜」(1968)
M8「さよならしようぜ」(1968)
M9「ごめんね坊や」(1969)
M10「涙はおれに」(1969)
M11「どんとやれ」(1968)
M12「橋ぐれる」(1973)
M13「別れ手錠」(1973)
M14「悪名(河内音頭)」(1968)
M15「悪名のテーマ(セリフ入り)」(1968)
M16「座頭市ひとり旅」(1967)
M17「座頭市子守唄」(1968)
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