The Modern Lovers / The Modern Lovers (1976)

Jonathan Richman率いるThe Modern Loversのデビュー盤、『The Modern Lovers』(1976)の登場です。
The Modern Lovers名義ということで、虫や花のこと(ばかりではないですけれど)を歌うよりもずっと以前のJonathan Richman最初期の音源ですね。後のTalking HeadsとThe Carsに参加するリズム隊にも注目です。
加えて、John Cale制作のデモ6曲とA&Mのためのセッションから3曲にKim Fowleyが仕切った2曲という1971年から1973年にかけて録音された訳の判らぬ内容はある意味、生々しいですよ。
手持ちのCDはRhino Records盤なのですけれど、調べてみますと一昨年に発売された紙ジャケットCDには別ヴァージョンなど8曲の追加収録があるということを知りました。
早速、買い足しです。なぜならばジャケット違いだからです。(コラ
Sex Pistolsもカヴァーしたいちばんノリが良いM1「Roadrunner」のほか、M3「Old World」やM7「She Cracked」にM9「Someone I Care About」辺りはStereolabにきちんと受け継げられている音です。
ふたつかそこいらのコードで押し切る蒼き衝動は計らずもThe Velvet Undergroundとパンクの狭間を揺れ動き、鬱蒼とした翳りのある佇まいが独特です。
スポンサーサイト