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チームしゃちほこ / しゃちサマ2014〜神々の祭り〜

チームしゃちほこにとって初の武道館公演、『しゃちサマ2014〜神々の祭り〜』を8月28日に観に行って参りました。
イベントを除けば当方にとっても初の現場なので生憎の雨天にもかかわらず相当、気持ちが高揚しました。


旧友を伴って着席したその席位置は2階の限りなく最後列、吊り天井式の左スピーカーとそのケーブルが古代ギリシャの神殿を模したステージ後方のスクリーンを遮ってしまっているというところでした。どうしたって遠い訳ですがファンクラブ会員でも何でもないので致し方ないですね。


マジ感謝」の終わり際で配布済みの風船を飛ばしてチームしゃちほこの6人を驚かせようといった告知を含む注意事項などの説明が3周したところで開演時間を少し過ぎるとこれまた初アルバムの『ひまつぶし』(2014)の1曲目、「SPACEひまつぶし supported by ZEN-LA-ROCK」から出囃子、そして何やら面倒な設定を紹介する映像が流れ終わるといよいよチームしゃちほこの6人がステージ後方の迫り上がりからポップアップで登場です。


先ずは最新シングル、『いいくらし』(2014)のカップリング曲でもある「エンジョイ人生」で飛ばしまくりだと思ったのも束の間、ROLLYがステージ後方の迫り上がりの中央に陣取りギターを派手に弾きまくっているじゃありませんか。開演前に旧友との会話の中で偶然にもすかんちの名前を挙げていたので、あっさりと捌けて行ったもののそれこそとても驚きましたよ。


続いて未CD化曲の「OEOEO」、『ひまつぶし』収録の「よろしく人類」でひと段落です。チームしゃちほこの6人がそれぞれに自己紹介を済ませたあと、初の武道館公演に対する不安が云々というやり取りの中で“マリッジブルー”こと咲良菜緒が啖呵を切ったのにはとても頼もしく感じましたね。


次いで「いいくらし」に「首都移転計画」と繋げたこの流れ、大音量で浴びるように聴く機会などは滅多にないでしょうからことのほか気持ち良かったです。
サビでしゃがみ込むという振り付けが斬新であり『ひまつぶし』収録の新曲の中でいちばん好きな「colors」でもさらに盛り上がりまして、『いいくらし』のカップリング曲でもある意外と好きな「大好きっ!」に感激してしまいました。


でらディスコ」を歌い終わりステージ後方の迫り上がりからチームしゃちほこの6人が舞台裏へと引っ込んでしばらくすると“ボニー・ピンク”こと安藤ゆずが主役を張る安藤ゆずとストロベリー・グッバイ・フォーエバーズが登場しての「私がセンター」。察しがつく通り「Strawberry Fields ForeverThe Beatlesの一節、メロトロンによって奏でられる部分が引用されています。
今度は“名古屋レッド”こと秋本帆華のソロ曲、「おっとりガールの憂鬱」です。
以上の2曲は限定販売されている企画盤からなんですが、「おっとりガールの憂鬱」の方は秋本帆華によるとても不安定な歌と壮大な佇まいの曲調が絶妙に均衡を保つという、ある意味で奇跡の1曲ですね。密かなお気に入りです。


最近になってようやく好きになった「もーちょっと走れ!!!」で再びチームしゃちほこの6人がステージ上に揃いましてライヴでは初披露だという「カントリーガール」へと突入。
ここでひと息ついたかと思えば、ここからが怒濤の後半戦の始まりでした。“紫パープル(仮)”こと大黒柚姫による煽りからの「乙女受験戦争」、「ザ・スターダストボウリング」、「ピザです!」、「そこそこプレミアム」、「トリプルセブン」、「抱きしめてアンセム」という狂熱の6連発ですよ。あり得ない。降参です、許してください。
特に「そこそこプレミアム」から「トリプルセブン」、「抱きしめてアンセム」の3曲ではROLLYがステージ後方の迫り上がりに再登場しての浮遊感が溢れ返る煌びやかなギターの音色で攻めの共演。とにかく演奏が巧い、そして音が美しい。正直に申し上げまして、「そこそこプレミアム」の時に秋本帆華が宙吊りになる場面以外ではROLLYの狂おしい姿だけを観ておりました。


あっという間に本編が終了いたしまして脱力しているそばから嬉しいアンコールの始まりです。これまた「勝手にハイブリッド」でひとしきり盛り上がるとお次は全編ユニゾン曲の「明け星」でしっとりと聴かせます。
ここで出番を終えたROLLYをステージ上に呼び込み感想を伺ったあとにはチームしゃちほこの6人がそれぞれの気持ちを語らい涙する中でふにゃふにゃなセンター、秋本帆華が破顔一笑、驀進宣言をして見せたのが凄く印象的でした。


そろそろ大詰めです。「マジ感謝」にまたまた感激しつつ、最後の最後はいちばん最初の持ち歌だという「ごぶれい!しゃちほこでらックス」で締め括り。欲を言えば「恋人はスナイパー」も演って欲しかった訳なんですが、概ね大満足の2時間半でした。本当に楽しかったです。ありがとうございます。年明けの『鯱詣』の開催決定もおめでとうございます、期待しております。
それと同時にももいろクローバーZの存在の大きさをこれほどまでに痛感したことはなかったですね。歌、踊り、表現力、精神力、熱量、茶番劇、集客力などすべてにおいてとんでもない大きさですよ、姐さんは。


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北沢オーストラリア

Author:北沢オーストラリア
ハンドルネームをchitlinから北沢オーストラリアへと改めました。どうか、よろしくお願いいたします。
ポップ・ソングのことを中心に書こうとして自家中毒を起こしているブログです。
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