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ももいろクローバーZ / ももいろクローバーZ JAPAN TOUR 2013 “GOUNN”

ももいろクローバーZの新曲、「GOUNN」の発売に合わせた秋のツアー、『ももいろクローバーZ JAPAN TOUR 2013 “GOUNN”』、長野大会が開催されたビッグハットまで観て参りました。
10月4日、和歌山に次ぐ2回目の公演です。


幸運なことにアリーナ席、前から7列目にして有安杏果寄りという絶好の位置でした。
ただし、座席は固定されてもいない普通のパイプ椅子なのでライヴが盛り上がるにつれて前列のお笑い芸人ノフが右隣りの女子ノフに押し出されて真後ろの私、北沢オーストラリアの方へ下がって来ましたし、右隣りの親子連れノフがさらに右隣りの玉井詩織推しに押され放題のためにこちらに寄って来ましたし、真後ろの玉井詩織推しもしょっちゅう詰めて来たのでそういう弊害が大きかったのは事実です。


さてさて、演出の都合により春ツアーと同様に指定された時間までサイリウムの使用禁止ということから「overture」抜きの幕開けであった訳なんですが、初っ端に「サラバ、愛しき悲しみたちよ」を持って来たのはまったくの正解ですね。一気に引き込まれてしまいます。


続く「天手力男」については初めて観ることが出来たので感激してしまいました、本当に格好良いものなので。「words of the mind - brandnew journey -」を挟んでの「LOST CHILD」も初めてかも知れません。
意外と好きな「DNA狂詩曲」でひと区切り。以降、坊主の格好した連中の舞踏に被せた何やら形而上学的な語りと似たような雰囲気を持つ3曲ずつくらいの固まりとが交互に展開されるという構成でした。ももいろクローバーZ自身もその都度、衣装替えを行っていたりと実際には大車輪の活躍だと想像することが出来ます。


キミとセカイ」についても初めてでしたでしょうか。そして「D'の純情」、「BIRTH Ø BIRTH」と畳み掛ける勢いには圧倒されますし、「空のカーテン」に次いでこれまた初めての「ラフスタイル for ももいろクローバーZ」、圧巻の「月と銀紙飛行船」といったじっくりと聴かせる3曲の流れも秀逸ですね。


それ以上に「猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」」、「Z女戦争」に「ピンキージョーンズ」という怒濤の展開に狂喜乱舞です。
手拍子が映える「スターダストセレナーデ」から「ツヨクツヨク」で購入したてのタオルを振り回したりと存分に楽しむことが出来ました。


ようやく、新曲の「GOUNN」のお披露目です。煌びやかな衣装やエレキシタールが多用されていることからも非常に東洋の趣きに溢れた感覚を持つ1曲であることが一聴して判ります。「ピンキージョーンズ」にも通じる怪しげな旋律も特徴的なんですが、その一方で平歌とサビとの繋ぎ方にぎこちなさが感じられたりサビが間延びしているような印象も持ちました。
ついでに言ってしまいますと、新作に合わせた発想や観点を大々的に打ち出す割には尻すぼみに終わる傾向にあるような気がするので今回もどうなることやらというのは余計な心配ですね。


いよいよサイリウム使用可能な時間へと近づくにつれて会場内も更に盛り上がります。それが「overture」からの「Chai Maxx」で再開というんですから憎らしい選曲この上ないです。全体の雰囲気もこれまでと一変、いつも通りの喧騒へと突入。否応なしに汗だくです。
自己紹介に続いてもうひとつの新曲、「ももいろ太鼓どどんが節」でお祭り騒ぎに拍車をかけつつ既に大詰めでの定番曲と化した「労働讃歌」では訳の判らぬ闘志に火をつけられます。
そして、お待ちかねの「行くぜっ! 怪盗少女」で気持ちは最高潮に達しますが、ここでリーダーの百田夏菜子がエビ反りジャンプの際に着地を失敗、尻もちついてしまうんです。笑顔ですぐに立ち上がる姿に安心しましたし、直後のMCの中で間近で見ていた玉井詩織が冷やかすくらいでしたし、大事に至らなかったのは良かったです。


もうひとつ、MCの中では高城れにの得体の知れない衝動が何とも衝撃的でしたね。8月の“日産スタジアム大会”で衣装を余計に脱いでしまってから彼女の中で何かが弾け飛んだのでしょうか。その一方で大きく音を外していたりしているんですよね。
抑えの効かない毎日ヒロインによる突拍子もない野球拳が尻切れとんぼに終わるのもももいろクローバーZらしいと言えましょう。生え抜きの高城れに百田夏菜子、そして玉井詩織の3人が絡み出すと歯止めが効かなくなることも改めて判りましたね。MCの佐々木彩夏と裏回しに徹する有安杏果の存在が本当にありがたいです。


最後に「オレンジノート」と「走れ!」で締め括りです。さすがに燃え尽きました。現時点でほぼ最強の選曲だと言っても過言ではありません。メリハリの効いた構成も好印象です。


最後の最後に“見返り美人”で高城れにの馬面が炸裂、そしてステージから捌ける際には有安杏果の切れ味鋭いコマネチ、玉井詩織からの投げキッスに心を動かされました。大切なことなので重ねて申し上げますと玉井詩織に心を動かされました。


ソロ曲も必要以上の告知もなく、とても濃密な3時間弱でした。何よりも肉眼で5人の笑顔や真剣な眼差しやいろいろなやり取り、有安杏果の表情豊かなところや歌に集中する姿を捉えることが出来て感動ものです。
推しごととは言え、わざわざ遠征した甲斐があったというものです。


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北沢オーストラリア

Author:北沢オーストラリア
ハンドルネームをchitlinから北沢オーストラリアへと改めました。どうか、よろしくお願いいたします。
ポップ・ソングのことを中心に書こうとして自家中毒を起こしているブログです。
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