The Damned / Damned, Damned, Damned (1977)

The Damnedの『Damned, Damned, Damned - The Damned』(1977)を聴いてみました。『地獄に堕ちた野郎ども』という邦題のデビュー・アルバムですね。
きっかけは発売から35周年であることと先日、放送の『タモリ倶楽部』での「空耳アワー」です。
このThe Damned、パンクとしてシングル盤もアルバムもいちばん最初に発売した訳なんですが、現在でも活動中であることに驚きです。それもまたパンクな生き様なんでしょうか。
そんなことはともかく、Captain Sensibleによるベース・ギターに導かれて始まるM1「Neat Neat Neat」で魅せる切り込み具合が痛快ですね。単純に格好良いです。
1分にも満たないM5「Stab Your Back」、これが件の「空耳アワー」の中で採用されていまして。ほとんどサビだけしかないというのに連呼されるその“Stab Your Back”が“作業場”に聞こえるというもの。評価は手拭いでした。
1976年、パンクのシングルとして初めて発売されたシングル曲でもあるM7「New Rose」。そのB面に収められているのが「Help」The Beatlesなのが何とも奇妙ではありますが、その勢い任せで向こう見ずなだけの姿勢には胸の空くような思いですね。
The Stoogesのカヴァー曲、M12「I Feel Alright」で締めくくられる30分ちょっと。若気の至りにしてはまとまりのある1枚だな、と。
たまに聴く分にはすんなりと受け入れることが出来るものですが、ただただ右から左へと通り過ぎてしまうのも否めないところです。それでも、こうして未だに聴いていられるのもNick Lowe制作に依るところが大きいんでしょうね、やはり。
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