Sonia Rosa / A Bossa Rosa De Sonia (1967)

Sonia Rosaの『A Bossa Rosa De Sonia』(1967)というアルバムです。
もう店頭には出向くことも皆無になってしまった今日この頃、いつものように旧ブログからの転載です。
Sonia Rosa、18歳の時の処女録音であるそうです。
Bomba Recordsの“ブラジル音楽の名盤セレクション③”で以て紙ジャケットCD化されたものです。
年末進行のせいもあってか最近、めっきり店頭に出向く機会を逸してはいます。そんな現状が嘘のように今年の春から夏にかけては、ふと手にしたCDを片っ端から買い求めていたものです。
本CDもそんな中にあって、殊更ジャケット・デザインに一目惚れ→即刻、購入に至った1枚です。
家路に着き、まじまじと紙ジャケットを眺めていましたら訳もなく興醒めの心持ちに陥り、最近までほとんど放置しておりました。
先月のことでしたでしょうか、正午前後にJ-WAVEのナヴィゲートを務めるDJ TAROの口から衝撃の事実が告げられました。
母親であるSonia Rosaを番組に迎えると言うのです。果たしてそれは日本語を流暢に話すSonia Rosa本人でありました。
ご存知の方には当然のことでしょうけれど、作業の手が止まるほどに驚きました。
そんなこともあってほとんど初めて耳にするかのような気持ちで臨んでみました。
改めまして想像を遥かに超える可愛らしい歌声を聞かせるボサノヴァがこれまた可憐に佇んでいます。
おまけに収録曲の半数が自作曲と来ています。編曲や制作陣にも助けられている面があるとは言え、弱冠18歳にしてその輝かしい才能が披露されています。
解説には彼女自身の言葉で録音当時の裏話が語られています。
件のDJ TAROも齢40歳であることから同世代ですので、本作につきましては薄いなりに奇妙な縁を感じてしまいます。