U2 / Under A Blood Red Sky (1983)

U2のライヴ・アルバム、『Under A Blood Red Sky』(1983)です。
8曲のみの収録ということから物足りなさを感じてしまいそうですが内容としてはとても熱くて濃密ですよね。
まさに表題を連想させる同名のライヴ・ヴィデオ作品とは異なりまして、本作では複数の公演から選りすぐりの音源が収録されているとのこと。名盤、『War』(1983)の際のライヴ音源集というよりは結果的に初期の3枚のアルバムからの集大成となっていますね。
M4「Party Girl 」の代わりにもっと適切な選曲があったろうにとは思います。その辺りに疑問を抱く以外にはまったく妥当かつ順当な選曲、内容でしょう。
このU2の場合にはライヴを重ねることでどんどんと曲自体が熟れて行くことが多くてですね、本作などはまさにその典型です。スタジオ録音では演奏が堅いままであったり耳障りなところがあっても次第にすんなりと耳に入って来るので10代後半にはそれこそ何度となく繰り返し聴いたものです。平たく言えば心酔していたんですよ。
収録時間も短いですし聴き易いので最も聴き込んだ1枚のはずです。
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