Throw That Beat In The Garbagecan! / Large Marge Sent Us! (1989)

Throw That Beat In The Garbagecan!の『Large Marge Sent Us!』(1989)ですよ。
The B-52'sの曲名にちなみ、そして後になってThrow That Beat!と改名したドイツのグループのアルバムです。
これまたどうしてこんなに楽しい連中なんだというくらい学生の時に嵌まったものでした。The PastelsをはじめとするC86辺りからの影響を強く受けていまして、ほかにもドイツではMarsh Marigold Recordsなどが抱えるグループたちが知られていますがThrow That Beat In The Garbagecan!の場合は底抜けの明るさを持っていますよね。
まずはM1「Lotsi Go Go Go」で軽くぶっとばします。記憶が正しければ当時としては新入りだった女性ヴォーカルのLotsiのことを担ぎ出して2分半で突っ走って行きます。
この1曲だけでも理想的なギター・ポップだと判る訳ですよ。
よれよれの男性ヴォーカルを中心に可憐な女性ヴォーカルが華を添えつつ意外と骨太な演奏が頼もしいという絶妙な組み合わせ。発売元がSeptember Gurlsだという確信犯ぶりから窺えるメロディーの良さ。この判り易さの先に輝く素敵なポップ・ソングたち。
しっとりとしたM3「Heaven Sent」やM7「I Wish I Had A Car」、M13「Happy Birthday Iwie」の一方でハチャメチャなM5「Under Water」にM9「Batman Stinks」、M10「I Wish I Was Mickey Mouse」からM12「Mummy Mummy」まで演りたい放題とはこのことです。
実際にはM14「You're Exactly What I Want」までが『Large Marge Sent Us!』本編でありましてCDには『And More...』に当たる『Peng!』(1989)というシングルからLotsiが歌い上げるM15「Betty Boop」の1曲、そして『Pippi Langstrumpf』というシングル盤の2曲と『Tweng!』(1988)といういちばん最初のミニ・アルバムから7曲が追加収録されています。
全24曲、濃密です。そして、根っからの面白おかしい基本路線はそのままに本家のC86を凌駕せんとばかりのギター・ポップが眩しい限りですね。
♪「Heaven Sent」Throw That Beat In The Garbagecan!
♪「I Wish I Was Mickey Mouse」Throw That Beat In The Garbagecan!
♪「You're Exactly What I Want」Throw That Beat In The Garbagecan!
♪「I Wish I Was Mickey Mouse」Throw That Beat In The Garbagecan!
♪「You're Exactly What I Want」Throw That Beat In The Garbagecan!
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