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Ann Peebles / Straight From The Heart (1972)

straightfromtheheart
Ann Peeblesの3枚目のアルバム、『Straight From The Heart』(1972)です。
凄く好きなアルバムですし、実際に素晴らしいメンフィス・ソウルですよね。


前作の『Part Time Love』(1971)というのが曲者でして、デビュー作の『This Is Ann Peebles』(1969)の収録曲と半分くらい重複しているようで。さらには手持ちのCDの追加収録曲を合わせると完全にダブルらしいんですよね。


翻ってそんな杜撰な商法を払拭するかのような充実度を噛み締めることが出来るのがこの『Straight From The Heart』な訳ですね。本作の場合には無駄のない熟し切ったハイ・サウンドと拮抗するAnn Peeblesの歌声がまさしく聴きものですね。以前は硬さの残っていた歌声に貫禄さえ感じられるようになりましたよ。


M1「Slipped, Tripped And Fell In Love」から飛ばしていますが、M3「What You Laid On Me」やM5「Somebody's On Your Case」、Bobby Blandをカヴァーした「I Pity The Fool」などなど。もう絶好調ですね。


そのほかにもじっくりと歌い込むM2「Trouble, Heartaches And Sadness」やM4「How Strong Is A Woman?」にも惹き付けられてしまいますし、抑制の効いた演奏に合わせてぐっと腰を落として歌われるM6「I Feel Like Breaking Up Somebody's Home」には特に堪らないものがありますね。
中でもいちばんの大好物はM9「99 Pounds」です。このジャンプ・ナンバーでの吹っ切れ方が並ではありません。こんなにも男前な女性シンガーもそうは居ないのではないでしょうか。


♪「Slipped, Tripped And Fell In Love」Ann Peebles



♪「Trouble, Heartaches And Sadness」Ann Peebles



♪「What You Laid On Me」Ann Peebles



♪「I Feel Like Breaking Up Somebody's Home」Ann Peebles



♪「Somebody's On Your Case」Ann Peebles



♪「I Pity The Fool」Ann Peebles



♪「99 Pounds」



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北沢オーストラリア

Author:北沢オーストラリア
ハンドルネームをchitlinから北沢オーストラリアへと改めました。どうか、よろしくお願いいたします。
ポップ・ソングのことを中心に書こうとして自家中毒を起こしているブログです。
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