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Stereolab / Chemical Chords (2008)

chemicalchords
今月のStereolabは『Chemical Chords』(2008)です。
この時期になりますと1年に1枚は何かしら発売するということも途切れていましたし、来日公演後には活動休止宣言もなされたので最期のアルバムかと思っていました。


例によって今回のために初めて聴いてみました。明るくて派手で、しかも綿密に作り込まれた音像が真っ先に耳に飛び込んで来ます。凄く意欲的な姿勢を感じさせますし、4ADへ移籍と言っても相変わらずのStereolab節ですしね。ギターの音色は少ししか聴こえて来ないんですけれども。
もうひとつ、ある意味でこれまで演って来たことをなぞっているようにも思ったのでした、何とはなしに。花道ではないですが有終の美というか集大成であることに本人たちにも自覚があったのではないかと。


それほど期待していなかったということと中弛みを感じる瞬間もなきにしもあらずということもあるんですが、想像をはるかに超えて良く出来ているのでは。
実験的な部分とポップな要素が無理なく均衡していますよね。


その場違いなくらいにポップなM13「Daisy Click Clack」に浮き足立ちつつ、どうしても1990年代半ばの音を彷彿とさせるM11「Cellulose Sunshine」やM12「Fractal Dream Of A Thing」といった辺りには心を奪われてしまいますね。大好きな『Music For The Amorphous Body Study Center』(1995)や『Fluorescences』(1996)なんかを連想させるんですよ。


Chemical Chords』、文字通りの摩訶不思議で素敵な音楽がここにあります。


♪「Neon Beanbag」Stereolab



♪「Three Women」Stereolab



♪「One Finger Symphony」Stereolab



♪「Valley Hi!」Stereolab



♪「Cellulose Sunshine」Stereolab



♪「Fractal Dream Of A Thing」Stereolab



♪「Daisy Click Clack」Stereolab



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北沢オーストラリア

Author:北沢オーストラリア
ハンドルネームをchitlinから北沢オーストラリアへと改めました。どうか、よろしくお願いいたします。
ポップ・ソングのことを中心に書こうとして自家中毒を起こしているブログです。
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