Al Green / Let's Stay Together (1972)

今回はAl Greenの『Let's Stay Together』(1971)です。
手持ちは紙ジャケットCDなんですが枚数的に何だか中途半端なCD化だった憶えがあります。
Al GreenがHi Recordsの看板シンガーであることは周知の通りですよね。現在もゴスペルを歌っているのか知らないままなんですが、多くのソウル・シンガーの例に漏れずゴスペル出身でありつつその激しさよりも甘い歌い口によってR&B界での大成功を手にしたひとりです。
軸がぶれようのない盤石のハイ・サウンドと時に優しく囁くように、そしてまた時に狂おしく叫ぶAl Greenの歌声が合わされば向かうところ敵なしというのも納得のいくところでしょう。
まずは表題曲のM1「Let's Stay Together」を聴いてみれば簡単なことですよね。術なく身を任せるほかないんですから。胸を焦がし腰が砕ける、そういうことなんですから。これ以上のものを求めようがないですよね。
まさに名唱、名演の連続。これをサザン・ソウルの名盤と呼ばずして何が名盤でしょうと褒め倒すのも気色悪いんですが、実を言いますと本当は好みから少し外れそうな音でもあるんですよ。そこをこのしなやかなのに熟し切ったソウル・ミュージックで責め立てられますとやはり、観念するしかないんですよ。
♪「Let's Stay Together」Al Green
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