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Across The Tracks: Nashville R&B And Rock'N'Roll (1996)

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Across The Tracks: Nashville R&B And Rock'N'Roll』(1996)を聴いてみました。


テネシー州はナッシュヴィルと言えばカントリーのメッカとして知られていますが、Ace Recordsによる復刻作業はExcello Records音源以外にも及びまして、Champion RecordsCherokee RecordsPoncello RecordsSpar といった本盤で初めて知った弱小レーベルをも掘り起こされています。


1960年前後のこういった一連の地方色豊かな、それ故に個性的で興味深いR&Bを手掛けたのがM24「Let's Twist (Slow And Easy)」を自ら歌っているTed Jarrettという人物とのことです。この楽曲自体はやや遊びがかったものなんですね。


初っ端からロックン・ロールなM1「She Can Rock」でぶっちぎるLittle IkeはやはりLittle Richardもどきなんでしょうか。時節柄、全国的に雨後の竹の子といった具合だったのかも知れません。


続くM2「Every Night In The Week」をあくまでも明朗に歌うLarry Birdsongは以前のエントリ、『Ernie's Record Mart』というExcello Records音源集にもしっかりと収録されていましたね。さすがにM6「Somebody, Somewhere」などとともに歌が巧いんですよね。
M11「Young And Fancy Free」のとろけてしまいそうな歌い口は特に絶品です。M16「Since You Left Me Behind」なんかも際立っていますよ。


'Little Shy Guy' Douglasによるこれまた渋いロックン・ロールM3「Let's Rock And Roll」やしっとりと聴かせるGene AllisonのM5「I Understand」など前半戦からすでに注目曲が目白押しです。
ゴスペル調のM7「Let Your Will Be Done」を歌うのはあのThe Fairfield Four、で合っているんですよね。迫力満点ですね、感無量ですよ。


中にはM10「I'm Just What You're Looking For」のChristine KittrellやM19「For You My Love」、M20「I Know Johnny Loves Me」のLucille & The Strangersと女流ロックン・ローラーも収録されています。前者の方にはとてつもなく貫禄がありますよ。


M8「Pipe DreamsJimmy Beck & His OrchestraやらM12「 Jump-Jump-Hi HoClenest Gantで窺うことの出来る猥雑さがたっぷりの雰囲気はどうにも堪りませんですよ、これは。
一方で軽快なロックン・ロールのM22「They Wanna Fight」M23「Twistin' USA」が如何せん非力に感じられてしまうんですよね。決して悪くはないんですけれども終盤に向けてのlこの軽さは勿体ない流れなんですよ。


それでいてM21「Small Town Girl」を歌うヴォーカル・グループ然とした Jimmy Tig & The Roundersがとても好印象ですしM27「Yesterday's Mistake」で聴かせるRoscoe Sheltonの雄大さと来ましたらそっと兜を脱いで正座して傾聴したくなるほどですね、素晴らしい。


こうして一気に聴いてみますとR&Bとロックン・ロールとの境界線が極めて曖昧と言いましょうか、当時の現場では表題通りにふたつの音楽が交差するというよりももっと混沌とした状況であったことが想像に難くないですね。意外とこういうことはいつの時代にもどこにでも転がっていそうでありますからね。



収録曲は下記の通りです。
M1「She Can Rock」Little Ike
M2「Every Night In The Week」Larry Birdsong
M3「Let's Rock And Roll」'Little Shy Guy' Douglas
M4「Now Do You Hear」Earl Gaines
M5「I Understand」Gene Allison
M6「Somebody, Somewhere」Larry Birdsong
M7「Let Your Will Be Done」The Fairfield Four
M8「Pipe Dreams」Jimmy Beck & His Orchestra
M9「Now That We're Together」Gene Allison
M10「I'm Just What You're Looking For」Christine Kittrell
M11「Young And Fancy Free」Larry Birdsong
M12「Jump-Jump-Hi Ho」Clenest Gant
M13「Do You Love Me」Larry Birdsong
M14「You Gonna Be Sorry」Gene Allison
M15「Best Of Luck Baby」Earl Gaines
M16「Since You Left Me Behind」Larry Birdsong
M17「Oh Baby」Rudy Green
M18「I Want To Be A Part Of You」The Chellows
M19「For You My Love」Lucille & The Strangers
M20「I Know Johnny Loves Me」Lucille & The Strangers
M21「Small Town Girl」Jimmy Tig & The Rounders
M22「They Wanna Fight」Chuck Harrod & The Anteaters
M23「Twistin' USA」Johnny Keaton
M24「Let's Twist (Slow And Easy)」Ted Jarrett
M25「Doctor Feel-Good」Herbert Hunter
M26「I'm Going Home」Leevert Allison
M27「Yesterday's Mistake」Roscoe Shelton
28「Thank God Things Are As Well As They Are」The Consolers


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北沢オーストラリア

Author:北沢オーストラリア
ハンドルネームをchitlinから北沢オーストラリアへと改めました。どうか、よろしくお願いいたします。
ポップ・ソングのことを中心に書こうとして自家中毒を起こしているブログです。
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