Choo Choo Train / High (1988)

ネット・ショップを徘徊していましたところで偶然に知ったのがChoo Choo Trainの編集盤、『Briar High (Singles 1988)』(1988)の再発でした。しかも、紙ジャケット仕様、追加収録曲ありというもの。
実はうっかりと買い逃したまま何も手を打っていなかった1枚だったんです。嬉しいですね、長年の後悔がこれで晴れるというものですよ。
そこで今回の手抜きエントリでございます。旧ブログ、『とばすぜ ハイウェイ』からの引用となります。
Choo Choo Trainの珠玉の名盤、『High』(1988)なんです。
現在でもVelvet Crushとして活動を続けるRic MenckとPaul Chastainの2人が中心となって1980年代後半に結成したのがChoo Choo Trainです。
これはジャケット・デザインがすこぶる麗しい2曲入りの7インチ・シングル、『High』(1988)です。
イギリスのSubway Organizationに拾われて発売されたうちの1枚です。
オルゴールの音色から始まる憎い演出のA面曲、M1「High」。Paul Chastainの発する切なさが入り交じった歌声に思わず胸が締め付けられてしまいます。
清く正しく甘酸っぱい、ギターポップの鑑のような1曲です。
M2「Wishing On A Star」も同様にポップ度の非常に高い1曲です。表題通りに夢見るような可愛らしさを併せ持った素敵なB面曲です。
ギターの可憐なアルペジオが脇腹をくすぐるように響き渡ります。
ジャケット・デザインがその内容に伴いつつ、これだけシングル盤として完成度の高いものには滅多にお目にかかれません。
曲良し、歌良し、ジャケット良しの三拍子が揃った完全無欠の傑作シングルです。
彼らは既にこの時点においてギター・ポップの名曲をモノにしていたのです。
例えて言うのなら心のベストテン第1位、なのです。
といった具合にべた褒めなんですが、これは事実なんですから仕方ありません。それこそ理想のギターポップですね。これだけは曲げられませんね、はっきりと。