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The Kinks / The Kinks Are The Village Green Preservation Society (1968)

villagegreen
さて、The Kinksの『The Kinks Are The Village Green Preservation Society』(1968)です。
いよいよ発売日が迫って来たところで紙ジャケット仕様拡大版の発売が頓挫してしまったようですね。ただの延期ならば安心だったのですが、そうではなさそうです。残念なことですね。


そんな訳で手持ちは15曲入りのモノラル版に12曲入りのステレオ版ほかが追加された非常に盛り沢山なCDのままなんですが、貴重な音源が満載の3枚組の豪華拡大版のおかげでその存在が霞んで来たような気がしないでもないですね。


今回、この『The Kinks Are The Village Green Preservation Society』自体に何度となく耳を傾けていまして。つくづく凄いなと思うほかないんです。
前身のThe RavensThe Kinksという“と金”と成って広く聴かれ続け愛され続けられているのか、いかに素晴らしい音楽を残して来たのかの鍵を握るような作品ですね。
その後のグループの立ち位置を決定付ける1枚、なんていう枠などには収まり切らないロック・ミュージックの最高傑作アルバムであることは言うまでもないことですね。


Ray Daviesの作家性もグループの過不足のない演奏もアルバムの構成や物語性も何もかもが絶好調じゃないですか。奇跡的ですらありますね。非の打ちどころがありません。


目を瞑れば見たこともないはずのイギリスのうららかな田園風景が浮かんでは消える牧歌的な音でもあることも象徴的ですね。
そして、各曲それぞれが際立っていますし、とても魅力的なのは勿論ではありますが。どの部分がどうという訳ではなくそっくり丸ごと楽しむことが出来ますし、そうすべきものなんじゃないかなと思うのでした。


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No title

これほどガッツリ作り込んだのと対極にありながらロックの名盤なんて呼ばれるのも珍しいですね。他ではバーズくらいでしょうか?そういう自然体さが長く愛される秘訣のような気がします。

いたちさんへ

いたちさん!毎回コメントとトラックバックをくださって、ありがとうございます。

言われてみればの“ロック”名盤ですね。英国臭が強烈な“ポップ”以外の何ものでもない、とも言えそうですよね~。

実はThe Byrdsに関して同じように感じていますよ。The Kinksと対になっている訳ではないんですが、意外と同格なのではないかななんて思っています。メンバー交替はあれど、どちらも良いバンドですよね。
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北沢オーストラリア

Author:北沢オーストラリア
ハンドルネームをchitlinから北沢オーストラリアへと改めました。どうか、よろしくお願いいたします。
ポップ・ソングのことを中心に書こうとして自家中毒を起こしているブログです。
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