今週のスポットライト (39)

私、北沢オーストラリアがとても好きなモノやコトを取り上げてみる『今週のスポットライト』のお時間です。
青春SF春休み映画、『時をかける少女』(2010)を観ました。筒井康隆原作の小説、『時をかける少女』のその後のお話。仲里依紗さん主演の最新実写版ですね。
母親の代わりに過去に跳んだ若い娘さんが純朴な大学生に間違って出逢ってしまう。そんな流れで1970年代前半ののどかさとゼロ年代のあっけらかんさの対比も面白く展開して行きます。
やがてふたりの心が通い合いかけがいのない絆となりつつも娘さんは役割を果たし、ひと波乱を経て娘さんはその間の記憶を消されて自分の時代に戻されます。
何ともほろ苦くて甘酸っぱい春の数日間は誰の記憶にも残らず、何もなかったことになるんです。ただ、“記憶は消えても、この想いは消えない”訳なんです。
好きです、この映画のこと。
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