BMX Bandits / Down At The Hop (2003)

今月のBMX Banditsは久しぶりのアルバム、『Down At The Hop』(2003)です。M10「Wake Up, Francis」なんていう寸劇がありますが、ドラマーのFrancis McDonaldが立ち上げたShoeshine Recordsからの発売なんですね。
前作の『Theme Park』(1996)からこの『Down At The Hop』の間が結構、空いていたのはやり切った感があったというよりもCreation Records閉鎖の影響だったんでしょうか。
とか何とか言っている割には、最近になって聴き始めたばかりです。
確かに『Theme Park』で肩透かしを食らったような印象を持ちましたので5年以上も音沙汰がなければ興味をなくしてしまうのも自然なことですよね、と自己正当化。
肝心の内容の方は意外性のない程度にちょこちょことした最新の味付け(2003年当時)がなされているくらいですので、どこに出しても恥ずかしくないグラスゴーの良心は健在です。収録曲はどれも小粒ながら磨けばきらりと光るものばかりですよ。特に前半の流れは快調ですね。
安らぎますね。ほんわかとしますね。心温まりますよね。
良い意味で変わりありませんよね、どこから聴いてもBMX Banditsでしかないんですから。何をためらっていたのか、こんなことなら最初から聴いておけば良かったと少し後悔。そして、少し涙目。
今では手塩にかけたCamera Obscuraの宣伝に余念がないFrancis McDonaldもいつの間にか古巣のTeenage Fanclubに呼び戻されている訳ですけれども、成長著しい姿が羨ましくも眩しい限りです。何故なら歳がそんなの違わないからなのです。
ソロにバンドにレーベルにと活躍を願っておりますよ、と。
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