fc2ブログ

Daniel Johnston / 1990 (1990)

1990
栄えあるShimmy Discから発売されたDaniel Johnstonのアルバム、『1990』(1990)ですよ。
スタジオ録音とライヴ録音と自宅録音が混在したアルバムです。


1分余りの独唱のM1「Devil Town」からJad Fairとの共作曲のM5「Some Things Last A Long Time」までがスタジオ録音と思しき5曲。Shimmy DiscからということでKramerが関わっています。
これまでと比較しますと当然、きれいに録られていますし、さすがに空間が活かされていますね。


M2「Spirit World Rising」には何とSonic YouthLee RanakdoSteve Shellyが参加しております。Kramerが引き合わせたんでしょうが驚きですね、耳目を集めた要因のひとつでしょうし。


Kramer参加のM5「Some Things Last A Long Time」がこれまた美しい名曲でして。何でしょうね、これは。例えようがないです。儚いです。無常です。
やはり、こういうのはDaniel Johnstonにしか作ることが出来ないんでしょうね。


M6「Tears Stupid Tears」とM7「Don't Play Cards With Satan」はCBGB'S、M10「Careless Soul」とM11「Funeral Home」がPiper Plattersというところでのライヴからです。珍しく演奏も歌も安定している方ですし、きれいに録音されていますよ。
そして、M10「Careless Soul」では歌っている途中で少し泣き出してしまうんですね。Daniel Johnstonならではと言っては大袈裟なのかも知れませんが、こんなことってあるんですよ。


M8「True Love Will Find You In The End」もこれまた名曲です、きっぱりと。だって、“True Love Will Find You In The End”ですよ。もう、これ以上のことってないじゃないですか。


恒例のThe BeatlesカヴァーはM9「Got To Get You Into My Life」でございます。鍵盤捌きが拙いのはご愛嬌、歌心は変わらずです。


いちばん最後に何故だかどこぞの方々が歌う賛美歌のM12「Softly And Tenderly」が置かれて終わります。
ジャケット写真にある絵は勿論、Daniel Johnston自身が描いたものだそうでして、その名も『Hope』。泣かせますね。


街。
♪「Devil Town」Daniel Johnston



美しい・・・。
♪「Some Things Last A Long Time」Daniel Johnston



ライヴ版です。
♪「Some Things Last A Long Time」Daniel Johnston



美しい・・・。
♪「True Love Will Find You In The End」Daniel Johnston



ライヴ版です。
♪「True Love Will Find You In The End」Daniel Johnston





スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

No title

その知名度の割にはディスコグラフィが整理されていない感のあるダニエル・ジョンストンですが。
なので北沢さんのエントリはいつも楽しみにしています。
「Some Things Last A Long Time」「True Love Will Find You In The End」は俺の買ったベスト盤にも入っています。いい曲ですよね。
ベスト盤のおかげで俄然ダニエルさん再評価熱が高まってきた所なのですが。来日公演はどうにかしたいですね。。

No title

こんばんは。
最近のダニエルさんの腕の震えが気になって気になってしょうがないんです。
大丈夫かな~、、と変な目線でライブ映像を観てしまってすみません。

True Love Will Find You In The End
ほんと、単純だけど美しい曲ですよねー。
ダニエルさんの愛して止まない女性、なんだっけ?
ナタリー?…違う、映像にも出てる女性。
羨ましいです、こんな曲を書いてもらえて♪

kura_moさんへ

kura_moさん、コメント感謝です!ありがとうございますね~。

この『1990』、ある意味で重要作ですね。18 Wheelerがカヴァーした「Some Things Last A Long Time」の存在は絶対だと思いますもん。
来日公演まで(後も)盛り上げて行きましょう!ホントは観に行ければイイんですけどね~。

パイクマンさんへ

パイクマンさん。コメントをありがとうございます!

もう、自分で楽器を弾きながらというのは厳しいのかもしれませんね。前回の来日公演時ではちゃんとギターも弾いていたんですけれども。
それでも、シンガー・ソングライターとしていつまでも活躍して欲しいですよね!

「True Love Will Find You In The End」、これはSonic BoomのSpectrumもカヴァーしていますよね。本文に書き忘れていましたよ。
彼の作るラヴ・ソングはLaurieさんへ捧げられているという訳で。イイ話だ~。
プロフィール

北沢オーストラリア

Author:北沢オーストラリア
ハンドルネームをchitlinから北沢オーストラリアへと改めました。どうか、よろしくお願いいたします。
ポップ・ソングのことを中心に書こうとして自家中毒を起こしているブログです。
見当違いのことばかりですけれども、どうかご容赦のほどを。

カレンダー
05 | 2023/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
TFC (36)
MBV (8)
BMX (24)
リンク
ブログ内検索
小さな天気予報

-天気予報コム- -FC2-
RSSフィード