今週のスポットライト (34)

私、北沢オーストラリアが非常に気になるモノやコトを取り上げてみる『今週のスポットライト』のお時間です。
U2の「Bad」。
世間では求道者のような佇まいが鼻につくのかも知れませんが、高校生の頃は本当に大好きでした。20年くらい前のことです。『The Joshua Tree』から聴き始めて、そこから遡ったんです。
で、「Bad」です。
ライヴでは数々の名曲を引用することでも知られていますし、大いに盛り上がる訳です。The Velvet Undergroundの「I'm Waiting For Man」、The Rolling Stones「Ruby Tuesday」、「Sympathy For The Devil」Lou Reedの「Satellite Of Love」や「Walk On The Wild Side」などなどがあります。
初出は最近、ハード・カヴァー・ブック仕様の限定Boxセットまで発売された『The Unforgettable Fire』(1984)ですね。ぎこちなさが残るというか堅さが目立つ演奏でした。
『Wide Awake In America』(1985)というEPではライヴ・テイクが収録されていまして、こちらはだいぶ熟れて来ていますよね。
極めつけは“The Joshua Tree Tour”での演奏。つまり、『Rattle And Hum』(1988)という半ドキュメンタリー作品に収録されたライヴ・ヴァージョンですね。瞼と鼓膜にこびりついて離れません。
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