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Fresh Maggots / Fresh Maggots... Hatched (1971)

freshmaggots
Fresh Maggotsの唯一のアルバム、『Fresh Maggots... Hatched』(1971)。
いたち野郎さんが6桁の値がつけられたオリジナルのアナログ盤を見かけたそうなので取り上げてみます。手持ちのCDは7つも追加収録曲があるSunbeam Records盤ですよ。


RCA Victorという有名どころからの発売にもかかわらずプレス数が少なかったとか、たったの19歳のふたり組だとか、清々しいアコースティックな調べにいきなりファズ・ギターが割って入るという凶暴性を持ち合わせているとかということでその筋では大人気のようですね。そりゃもう判ります。


翳りもありながらイギリスらしい健やかなフォークと思いきや、ねじ切れそうなサイケデリアに支配されるという一聴してそのありそうでない特異な文体にはすぐさま魅了されてしまうのが道理というものです。耳の肥えた好事家こそこの音にはやられていまうのではないでしょうか。


非常に印象的というか心に刺さりまくるというか人の脳みその中に土足で踏み込んで来るようなファズ・ギターが唸りをあげないM9「Who's To Die」などではストリングスが大幅に取り入れられているなど、どっちに転んでも聴きどころにこと欠かない訳ですよ。


希少性とこれだけの内容であればオリジナルのアナログ盤が高値で取り引きされていることにも納得するほかありませんね。


噂の
♪「Dole Song」Fresh Maggots



19歳
♪「Rosemary Hill」Fresh Maggots



ふたり組
♪「Everyone's Gone To War」Fresh Maggots



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名前&ブログのご紹介、ありがとうございます!
今でこそその辺のギター青年がその辺のライヴハウスでやりそうなスタイルですが、ファズが普及したかどうかの時代にコレですからね~。しかもRCAなんてメジャーレーベルで!それなのに当時なぜ売れなかったのかは大いなる謎ですね。

いたちさんへ

いたちさん、どもども!
トラックバックもありがとうございます。そちらに伺って検索をかけてみて見当たらなかったんですが、やはりエントリされてた訳ですよね。そうそう、evergreenさんのところで拝読した憶えがありますね~。

勢い任せで書いたら案の定、薄っぺらな内容でお恥ずかしい限りです。ただ、ここまで奇天烈な方法論ですとぐうの音も出ないんですよ。

>今でこそその辺のギター青年がその辺のライヴハウスでやりそうなスタイルですが、ファズが普及したかどうかの時代にコレですからね~
言えてますね!斬新というか画期的というかユニーク過ぎますよね。ふたり組でもTyrannosaurus Rexとはまたまったく異なりますしねぇ。
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北沢オーストラリア

Author:北沢オーストラリア
ハンドルネームをchitlinから北沢オーストラリアへと改めました。どうか、よろしくお願いいたします。
ポップ・ソングのことを中心に書こうとして自家中毒を起こしているブログです。
見当違いのことばかりですけれども、どうかご容赦のほどを。

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