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チームしゃちほこ / しゃちサマ2014〜神々の祭り〜

チームしゃちほこにとって初の武道館公演、『しゃちサマ2014〜神々の祭り〜』を8月28日に観に行って参りました。
イベントを除けば当方にとっても初の現場なので生憎の雨天にもかかわらず相当、気持ちが高揚しました。


旧友を伴って着席したその席位置は2階の限りなく最後列、吊り天井式の左スピーカーとそのケーブルが古代ギリシャの神殿を模したステージ後方のスクリーンを遮ってしまっているというところでした。どうしたって遠い訳ですがファンクラブ会員でも何でもないので致し方ないですね。


マジ感謝」の終わり際で配布済みの風船を飛ばしてチームしゃちほこの6人を驚かせようといった告知を含む注意事項などの説明が3周したところで開演時間を少し過ぎるとこれまた初アルバムの『ひまつぶし』(2014)の1曲目、「SPACEひまつぶし supported by ZEN-LA-ROCK」から出囃子、そして何やら面倒な設定を紹介する映像が流れ終わるといよいよチームしゃちほこの6人がステージ後方の迫り上がりからポップアップで登場です。


先ずは最新シングル、『いいくらし』(2014)のカップリング曲でもある「エンジョイ人生」で飛ばしまくりだと思ったのも束の間、ROLLYがステージ後方の迫り上がりの中央に陣取りギターを派手に弾きまくっているじゃありませんか。開演前に旧友との会話の中で偶然にもすかんちの名前を挙げていたので、あっさりと捌けて行ったもののそれこそとても驚きましたよ。


続いて未CD化曲の「OEOEO」、『ひまつぶし』収録の「よろしく人類」でひと段落です。チームしゃちほこの6人がそれぞれに自己紹介を済ませたあと、初の武道館公演に対する不安が云々というやり取りの中で“マリッジブルー”こと咲良菜緒が啖呵を切ったのにはとても頼もしく感じましたね。


次いで「いいくらし」に「首都移転計画」と繋げたこの流れ、大音量で浴びるように聴く機会などは滅多にないでしょうからことのほか気持ち良かったです。
サビでしゃがみ込むという振り付けが斬新であり『ひまつぶし』収録の新曲の中でいちばん好きな「colors」でもさらに盛り上がりまして、『いいくらし』のカップリング曲でもある意外と好きな「大好きっ!」に感激してしまいました。


でらディスコ」を歌い終わりステージ後方の迫り上がりからチームしゃちほこの6人が舞台裏へと引っ込んでしばらくすると“ボニー・ピンク”こと安藤ゆずが主役を張る安藤ゆずとストロベリー・グッバイ・フォーエバーズが登場しての「私がセンター」。察しがつく通り「Strawberry Fields ForeverThe Beatlesの一節、メロトロンによって奏でられる部分が引用されています。
今度は“名古屋レッド”こと秋本帆華のソロ曲、「おっとりガールの憂鬱」です。
以上の2曲は限定販売されている企画盤からなんですが、「おっとりガールの憂鬱」の方は秋本帆華によるとても不安定な歌と壮大な佇まいの曲調が絶妙に均衡を保つという、ある意味で奇跡の1曲ですね。密かなお気に入りです。


最近になってようやく好きになった「もーちょっと走れ!!!」で再びチームしゃちほこの6人がステージ上に揃いましてライヴでは初披露だという「カントリーガール」へと突入。
ここでひと息ついたかと思えば、ここからが怒濤の後半戦の始まりでした。“紫パープル(仮)”こと大黒柚姫による煽りからの「乙女受験戦争」、「ザ・スターダストボウリング」、「ピザです!」、「そこそこプレミアム」、「トリプルセブン」、「抱きしめてアンセム」という狂熱の6連発ですよ。あり得ない。降参です、許してください。
特に「そこそこプレミアム」から「トリプルセブン」、「抱きしめてアンセム」の3曲ではROLLYがステージ後方の迫り上がりに再登場しての浮遊感が溢れ返る煌びやかなギターの音色で攻めの共演。とにかく演奏が巧い、そして音が美しい。正直に申し上げまして、「そこそこプレミアム」の時に秋本帆華が宙吊りになる場面以外ではROLLYの狂おしい姿だけを観ておりました。


あっという間に本編が終了いたしまして脱力しているそばから嬉しいアンコールの始まりです。これまた「勝手にハイブリッド」でひとしきり盛り上がるとお次は全編ユニゾン曲の「明け星」でしっとりと聴かせます。
ここで出番を終えたROLLYをステージ上に呼び込み感想を伺ったあとにはチームしゃちほこの6人がそれぞれの気持ちを語らい涙する中でふにゃふにゃなセンター、秋本帆華が破顔一笑、驀進宣言をして見せたのが凄く印象的でした。


そろそろ大詰めです。「マジ感謝」にまたまた感激しつつ、最後の最後はいちばん最初の持ち歌だという「ごぶれい!しゃちほこでらックス」で締め括り。欲を言えば「恋人はスナイパー」も演って欲しかった訳なんですが、概ね大満足の2時間半でした。本当に楽しかったです。ありがとうございます。年明けの『鯱詣』の開催決定もおめでとうございます、期待しております。
それと同時にももいろクローバーZの存在の大きさをこれほどまでに痛感したことはなかったですね。歌、踊り、表現力、精神力、熱量、茶番劇、集客力などすべてにおいてとんでもない大きさですよ、姐さんは。


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チームしゃちほこ / ひまつぶし (2014)

ひまつぶし
チームしゃちほこにとって念願の初アルバム、『ひまつぶし』(2014)です。昨年のメジャーデビューからすると順調過ぎるくらいですけれども。
既発のシングル曲が4つに新曲が9つも収録されています。


冒頭のM1「SPACEひつまぶし supported by ZEN-LA-ROCK」から訳が判りません。何でしょう、この浮遊感が溢れる自己紹介ソングならぬ生温いラップは。ある意味でこの攻めの姿勢には戸惑うばかりです。
次いでメジャーデビュー・シングル曲でもあるM2「首都移転計画」につきまして。出身地の名古屋を大いに讃えることしきり、なるほど地元愛が止まらない1曲です。


M3「抱きしめてアンセム」はいかにもステージ映えしそうな1曲ですね。激しいばかりではなくて何かしらの爪痕をしっかりと残す印象深い歌メロとデビュー曲の「恋人はスナイパー」から繋がる歌詞には胸が熱くなります。流石の“浅野曲”、です。
続いてはM4「んだって!!」。こちらも一聴してその激しさに怯みそうになりますが内容としては他愛のないものなので箸休めくらいにはなるんじゃないでしょうか。“マリッジブルー”こと咲良菜緒によるデスボイスもご愛嬌ということで。


メジャーデビューから数えて2つ目のシングル曲、M5「愛の地球祭」と最新シングル曲のM6「いいくらし」を挟んでまたまた性急なテンポのM7「アイドンケア」がこれまた激しい訳ですよ。ここまで来ると“名古屋レッド”こと秋本帆華のおっとり口調が歌の中で逆にほど良く作用しているのではないかと勘繰ってしまいます。 


M8「赤味噌Blood」ではまさしくチームしゃちほこなりのボイスパーカッションを全編に渡って繰り広げるという1曲。実際のところは擬音語を散りばめているだけなんですが、共演している本格的なDaichiとはとことん対照的なところが大変よろしい塩梅です。いやはや、実に楽しげな内容なので意外と大好きです。


続くBase Ball Bearというグループの中心人物が書いたM9「colors」はどこか切なく響く、しかし真っ直ぐなギターポップ、と言えそうですね。これは危険です、心の琴線がくすぐられること間違いなしの好曲です。


歌い分けのないユニゾン歌唱という珍しくも可愛らしいM10「明け星」に思わずスキップをしてみたくなるようなM11「よろしく人類」といった辺りも流れが良いですね。


こちらも“浅野曲”でもあるM12「カントリーガール」。高速カントリー風味ではありますが本当に芸の振り幅が広いんですよね。また、明るい曲調にしんみりとさせる歌詞が相乗効果をもたらしている好例でしょう。


本作、『ひまつし』の有終の美を飾るのはM13「乙女受験戦争」です。実際には限定シングル曲として発売済みですし、これが凄く盛り上がるんですよね。チームしゃちほこに注目するきっかけとなった1曲でもあります。文字通りに衝撃を受けてしまった訳です。
扇情的な出だしや“浅野曲”ならではの目まぐるしい展開にも驚くほかないですし、その熱唱ぶりにも感心することしきり。特に“ういろうイエロー”こと伊藤千由李の歌いっぷりにはすっかりと惚れてしまいました。
それから、何と言いましても“マリッジブルー”こと咲良菜緒による強烈な煽りですよ。
そんな訳で何はともあれ既に虜です。好きです。大好きです。

GIRLS' FACTORY 14 DAY2 (2014)

8月19日に国立代々木競技場第一体育館で行われたGIRLS' FACTORY 14の2日目のライブ・ビューイングを観て参りました。 
というのも出演者としてももいろクローバーZをはじめとするスターダストプロモーショングループが半数を占めているからです。


幕開けを飾るのは赤い公園という4人組のグループ。初耳です。何かと気が利くモノノフたちが観客として大多数を占める会場中がペンライトの真っ赤な色に染まります。
そして、いきなりの「走れ!」ですよ。初っ端からそう来ましたか。ももいろクローバーZの5人も登場、赤クロとして共演です。練習不足がはっきりと判る内容でしたが会場がすっかりと温まりましたし、ギターバンドとの共演は新鮮なことに相違ありません。因にヴォーカル嬢は緑色のペンライト持参につき、ももいろクローバーZ有安杏果推しとのこと。
持ち歌の3曲目にして最後の「ふやける」。終盤におけるギターのフィードバック・ノイズの荒波にはまんまとやられてしまいました。振り返ってみればなかなかに好みの音でした。


2番手は翌日に初めてのアルバム発売を控えるチームしゃちほこ。1曲目はその初アルバム、『ひまつぶし』に収録されている「抱きしめてアンセム」。これは何とも激しい振り付けですね。それでも、翌週に控える武道館公演に向けての好調ぶりがひと目で判ります。
続いて「トリプルセブン」、「乙女受験戦争」と否が応でも盛り上がるしかない選曲。あっという間の3曲、会場で観ておきたいと何度も強く感じました。


3番手はアーバンギャルドというガールズバンドとは言えないような編成のグループの登場。紅一点のヴォーカル嬢よりも煽りが専任のような30歳過ぎの男性の方が目立っていましたから。
持ち歌の3曲が印象に残らないまま、再びももいろクローバーZが登場して「労働讃歌」でアバクロとして共演。ブラス抜きでもそれなりに迫力のある演奏内容でした。


4番手は密かに楽しみにしていたねごとです。意外と変態的なドラムスが気になるグループなんですが、若干の肩透かしを食らいました。何でも来月に発売されるという新曲にしてもいまひとつでした。最後の「ループ」がどうにか聴けるものという結果に。
最後の最後に三度、ももいろクローバーZが登場しねごクロとして「CONTRADICTION」で共演です。意外な選曲でしたが、何とかまとまっていましたね。


そして、ステージ・セットの大きな変更のその最中、ライブ・ビューイング会場にももいろクローバーZの5人が乱入ですよ。会場が隣りの第ニ体育館ですから。
高城れにが“歌わねーぞ”と予め釘を刺したので仕方なかったんですが、それでも気持ちが大いに盛り上がりました。


続いては私立恵比寿中学、全4曲。正直に申し上げてぴんと来るものがないんですよね。勿論、その懸命さが心に響いてはいる訳なんですけれども。
ただし、今回は10人以上から成る武部聡志とDownTown MomoClo Bandが後ろ盾となっている事実を見逃すことは出来ません。私立恵比寿中学とってとても大きな糧となったはずでしょう。


ここでチームしゃちほこ伊藤千由李が乱入し有安杏果先輩を呼び込むと小さな巨人の先輩が側転しながら登場し、年頭での『俺の藤井』以来の「永遠のトリニティ」をてんかすトリオとして熱唱。
会場で観ておきたいと何度も強く強く感じました。


いよいよ、ももいろクローバーZの出番です。初っ端の「ピンキージョーンズ」から飛ばしまくりです。夏の公演に欠かせない「ワニとシャンプー」から「サラバ、愛しき悲しみたちよ」、そして「泣いてもいいんだよ」と続きます。
ここで新しいシングル曲の「MOON PRIDE」なんですが、これをバンド演奏で繰り広げるとは驚きです。DownTown MomoClo Bandの仕上がり具合が途轍もないことになっています。


続いて「猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」」、妙に楽しげな「黒い週末」、これまた夏場には欠かせない「ココ☆ナツ」から「行くぜっ!怪盗少女」。駄目押しに「Chai Maxx」という最強の選曲。攻めに攻めて攻め切っています。
締めくくりの「灰とダイヤモンド」では有安杏果の微かな涙がとても印象的でした。
会場で観ておきたいと何度も何度も強く感じました。


最後に所謂、スタダ3姉妹を中心とした「七色のスターダスト」。大円団に参りました。


最後の最後に恒例だというFrance Gallの「夢見るシャンソン人形」を出演者全員でカヴァー。もはや『ももクロFACTORY』と呼んで差し支えない内容にモノノフでもある司会の南明奈もご満悦の様子。
終わってみればとても充実度の高い内容なので会場で観ておきたいと何度も何度も強く強く感じましたとさ。


ももいろクローバーZ / MOON PRIDE (2014)

moonpride
MOON PRIDE』(2014)。ももいろクローバーZの新しいシングルが早くも発売されました。先月末のことですね。
新作アニメーション、『美少女戦士セーラームーンCrystal』の主題歌だそうです。


オープニング主題歌だというM1「MOON PRIDE」、展開がとても忙しない複雑な1曲ですよね。番組視聴者の主たる若年層がこれを聴いてどう感じるかさっぱりですね。ともあれ、ライヴの場でも既に歌いこなしているくらいですから大したものです。
何かと所縁のあるギタリスト、Marty Friedmanが参加していることも聴きどころでしょう。


続くM2「月虹」はしっとりと聴かせるエンディング主題歌に相応しい1曲。どこか深みに欠ける気がしないでもないものの、こちらはライヴでも演奏が充分に可能な印象なので野外で聴かせてくれたら気持ちが良さそうです。


M3「Moon Revenge」は『劇場版美少女戦士セーラームーンR』の主題歌をカヴァーしたものだそうです。もはや何が何だかさっぱり判りかねますが、ももいろクローバーZの5人にとっては感慨深いものもあるんでしょうね、きっと。


前作の『泣いてもいいんだよ』(2014)の発売から3ヶ月弱。どこまで本意なのか知る由もない訳ですが、何とも無茶な日程ですね。平たく言いますと、迷走してるようにしか見えません。


Howl's Moving Castle

本日、8月16日イギリスの作家であるDiana Wynne Jonesのお誕生日だそうです。あの「ハウルの動く城」の原作者とのこと。


さてさて盆休み。帰省する先もないので例年通りにゆっくりとするほかないんですが、どうにか暑さを避けて向日葵でも何でも撮影しに出かけてみたいところです。


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今週のビックリドッキリメカ (56)

NOKTON 25mm F095
北沢オーストラリアが非常に気になるブツを取り上げてみる『今週のビックリドッキリメカ』のお時間です。


マイクロフォーサーズ専用のカメラのレンズ、COSINAのNOKTON 25mm F0.95です。実際にはOLYMPUSのPEN E-P5よりも先に購入していたという本末転倒ぶりです。換算すると50mmになります。


開放F値0.95という驚異の1本。ピントがとても薄い訳なんですが、超大口径にもかかわらず撮影最短距離が17cmというのも好都合です。更にはデジタルテレコンを利用することも出来ます。道楽そのものですね。


今週のスポットライト (56)

C Sonnar 50mm F15
北沢オーストラリアが非常に気になることを取り上げてみる『今週のスポットライト』のお時間です。


カメラのレンズです。RICHOのGXR MOUNT A12のためにCOSINAのC Sonnar 50mm F1.5をとうとう購入してしまいました。ほとんど値下がりしないので待つだけ時間がもったいないということもありまして。GXRでは換算70mmくらいになってしまうのが惜しいところです。


開放F値1.5の大口径にもかかわらず非常に小さな作りの1本。それだけに最短撮影距離が90cmというのが難点ではありますが、しばらくは開放一辺倒で個性的な描写を楽しみたいものです。完全に道楽ですね。


盆踊り

本日から徳島で繰り広げられる阿波踊り。踊るあほうに見るあほうというやつですね。


高円寺で見たことはありますが、本場の阿波踊りも目の当たりにしてみたいです。つまり、撮影してみたいです。


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Perseids

今年も近日中にペルセウス座流星群を観ることが出来るというお話。もはや夏の風物詩と化しておりますね。


ところでようやっとPCモニタを新たに調達したので真夏だというのに懐具合がお寒い限り。夏期休暇中もじっとしているしかなさそうです。


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ベン図

本日、8月4日はイギリスの論理学者でもあり哲学者でもあったJohn Venn のお誕生日。おめでとうございました。


そんなことはともかく、使用中のPCモニタが何の前触れもなく故障してしまったようです。困りますね、手も足も出せません。


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ももいろクローバーZ / 直送ももクロvol.16平面革命『ももクロ夏のバカ騒ぎ2014 日産スタジアム大会~桃神祭~』

ももいろクローバーZの夏の恒例行事、『ももクロ夏のバカ騒ぎ2014 日産スタジアム大会~桃神祭~』の2日目を映画館で観て参りました。
16時半開演の予定が雨天のせいで1時間も遅延してしまった7月27日であります。


演目については大筋で初日の分とは大差はなかったものの、後日談として1時間の遅れを取り戻すために曲目や曲順の変更を余儀なくされたとのこと。
こちらとしては先日の初日の際とは裏腹にだいぶ落ち着いて観る余裕がありましたが、すっかりと雨に濡れた舞台の状態からも公演中止にまで至ることがなくて大いに安心しました。


初日と同様に和風の「Overture」から「天手力男」へ雪崩れ込み、「ワニとシャンプー」と畳み掛けるうちに雨が止んで来たという幸運。
堂々平和宣言」のところで再び雨に降られていましたが、挙げ句の果てには空に虹がかかってしまうという素敵な光景に恵まれる“夏のバカ騒ぎ”。流石です、ももいろクローバーZは。


本編の肝は中盤での元気溌剌な「ニッポン笑顔百景」、「ももいろ太鼓どどんが節」、そして「ココ☆ナツ」から自己紹介を挟み、初日では演らなかった「ツヨクツヨク」と「Chai Maxx」といった辺りでしょうか。
実際のところももいろクローバーZの5人も絶好調だったに違いありません。


また、花柳糸之社中も含めて600人を超える日本全国の踊り手の方々のそれぞれの熱い踊りを俯瞰で観ることが出来まして、これは本当に凄いことだ、素晴らしいことだと実感するに至りました。画面越しに圧倒されてしまいました。“日本一の夏祭り”が実現されていましたね。


それから、こちらも恒例となった松崎しげるによって発表された『ももいろクリスマス2014』、さいたまスーパーアリーナでの2日連続公演について。是非、今年も観に行きたいものです。


本編を「黒い週末」からの「キミノアト」で締め括る、と。もうとっくに満腹状態です。


アンコールの初っ端は初日と同様に神輿に乗っての「行くぜっ!怪盗少女」。今回は後方のサブステージでの様子を存分に観ることが出来ましたよ。
MCを挟んでの「PUSH」、そして貫禄の「灰とダイヤモンド」には聴き惚れるばかり。


最後の最後は「サラバ、愛しき悲しみたちよ」です。またもや曲中においてDOWNTOWN MOMOCLO BANDの面々を紹介しつつの大円団。お疲れさまでした、本当に楽しかったです。


“夏のバカ騒ぎ”が終わりを迎えることの寂しさを噛みしめる暇もなく、ライブビューイング向けの挨拶で終演直後でも元気があり余るももいろクローバーZの5人の姿に圧倒されてしまいました。今回もひたすら感謝のひと言ですね。ひと夏の思い出以上のものとなりました。


ももいろクローバーZ / ももクロ夏のバカ騒ぎ2014 日産スタジアム大会〜桃神祭〜

ももいろクローバーZ、夏の恒例行事であるところの『ももクロ夏のバカ騒ぎ2014 日産スタジアム大会〜桃神祭〜』の初日を観に行って参りました。7月26日土曜、晴天でありました。


今回は旧友が同行することが出来ずに昨年と同様にたった独りで日産スタジアムへと臨んだ訳なんですが、席位置がアリーナA10ブロックの2列目という奇跡に見舞われました。初めての前から2列目、しかも通路側、そして限りなく中央寄りというまたとない絶好の席位置。
ももいろクローバーZの5人の一挙手一投足が丸見えです、目の前を遮るものが何もありません。神社を模した舞台装置に圧倒されるばかりか公演中にはステージ奥のDOWNTOWN MOMOCLO BANDの演奏がほとんど見えなかったくらいの近さ。
その代わりにステージ真下の放水バズーカ砲から直撃を食らうこと数回。“夏のバカ騒ぎ”、上等です。


また、スチールのカメラマンたちが10人くらいは居たでしょうか、アリーナ席の通路やステージ下のピットで放水を浴びながらも望遠レンズを構えて凌ぎを削っている姿も印象的でした。視界に入るのがそういった会場スタッフの方々くらいしか居なかった訳ですよ。


肝心の内容については「祭り」を大きな軸にしたということで神社や出店などの舞台装置ばかりでなく和太鼓や三味線を大幅に導入した点が最大の見どころ。阿波踊りを筆頭に日本各地の踊り手の方々を600人以上も集めては会場を大いに盛り上げたり、ももいろクローバーZの5人を乗せた神輿を登場させたりとこれほど贅沢なお祭り騒ぎはほかにあり得ない気がします。


唯一のゲストは何と天龍源一郎選手、余計なタイアップ企画もないつつがない進行ぶりには好感度が上昇。季節柄という理由もあるにしても公演自体がだれることのないように運営側もとことん改善した結果でしょう。
それから、随所で所属のスターダストプロモーションの後輩たち、3Bjuniorの面々が参加して絡むといったところに現在のももいろクローバーZの立ち位置が明確に表れているようにも見えました。芸能界の先輩方から学ぶことはまだまだ多いんでしょうが、今後は後輩たちを引き上げて行こうという格好かなと。


思い切った和風の「Overture」から「天手力男」へと突入する幕開けは今回の演出がぴたりとはまった瞬間でしたね。「天手力男」はいつでも最高に格好良い訳なんですが、今回ばかりは格別です。
続く「ワニとシャンプー」にしても同様に和太鼓や三味線を絡めたDOWNTOWN MOMOCLO BANDの演奏が圧倒的でした。これは勿論、ももいろクローバーZの5人の存在感や表現力が既に圧倒的であることは言うまでもないことだからですけども。


続いては早くも「黒い週末」、出し惜しみしませんね。ただし、こちらとしては狂喜乱舞な訳なんですが、曲中にももいろクローバーZの5人が思い思いに駄菓子の類いをつまみ食いしては曲調に反して緩慢さが目立つという見苦しさ。本人たちに気持ちも舞い上がってしまうのも判りますが。


相変わらず男前な「D'の純情」でひと段落、新たな小道具であるサングラスを使った高城れにによる簡易屋台の茶番からの「堂々平和宣言」。
CONTRADICTION」から「泣いてもいいんだよ」という脈絡のない流れのあとにもうひと段落、前述の踊り手600人以上によるてんでばらばらな団体芸が本当に壮絶でした。
そして、「祭り」に相応しい「ニッポン笑顔百景」と「ももいろ太鼓どどんが節」とで会場は興奮の坩堝と化していました。3Bjuniorの頑張りにも目を見張るものがありましたよ。


ココ☆ナツ」では例によってももいろクローバーZの5人が会場中を練り歩いてはモノノフたちに向けて放水をぶちかますという嬉しい演出。“夏のバカ騒ぎ”らしさ全開の瞬間ですね。。


振り返ってみれば折り返し地点だったこの段階でようやく自己紹介。足の骨折が完治した佐々木彩夏や二十歳を迎えたばかりのリーダー、百田夏菜子に向けての声援も大きなものでしたが、有安水という飲料水を会場で販売するに至った有安杏果への声援が特に大きかったですね。


キミとセカイ」、「サラバ、愛しき悲しみたちよ」、「労働讃歌」とまだまだぐいぐいと飛ばして行きます。普通の尺の長さに収めた「労働讃歌」には物足りなさを感じつつも、3Bjuniorとの共演が特にステージ映えした場面でした。


続いて大リーガーのモノノフ、田中将大投手による伝言が流されてからの「My Dear Fellow」でもうひと段落。
ここで川上アキラマネージャーの豪快な煽りからボイストレーナーがわざわざ登場して歌う「ももクロ盆踊り」は唯一、不要でした。


重々しく始まる「Neo STARGATE」からの「LOST CHILD」での序盤でリーダーの百田夏菜子がまさかの転倒。足を滑らせて尻餅をついたところを偶然にも真正面から目撃してしまいました。玉井詩織が笑いを堪え切れない程度のものだったので何ともなくて安心しました。


次いで初お披露目の最新シングル曲、新しい『美少女戦士セーラームーン』の主題歌でもある「MOON PRIDE」については事前にラジオ番組で1回だけ聴いて小難しい印象を受けたので、きっちりと歌いこなしていることに対して妙に感心しました。
続いてそのカップリング曲でもある「月虹」、「コノウタ」と畳み掛ける展開へ。
“美少女”という言葉に玉井詩織が拘るなど何ともアイドル的ですね。


ここで唐突に天龍源一郎選手が登場。どういう訳だか有安杏果との滑舌対決と相成りましたが、相次いで登場した清野茂樹アナウンサーの頬を例によって玉井詩織が思い切り張ってその眼鏡を吹き飛ばすという茶番。今回は特に飛距離を伸ばしてステージ下のピットの隙間にまで眼鏡が滑り落ちて行ったというバカ騒ぎならではの結末。お見それいたしましたよ。


気を取り直しての「DNA狂詩曲」、そして、何と出だしをアカペラで決めた「走れ!」で本編を締め括り。
文字通りにあっという間の出来ごとでした。文字通りの夢見心地でした。


さてさて、待ちに待ったアンコールで先ずはももいろクローバーZの5人が途中まで神輿に乗りながらの「行くぜっ!怪盗少女」、和太鼓や三味線を交えても生演奏でのずんどこ具合は仕方ありませんね。まだまだ苦手意識が勝る「鋼の意志」でもそれなりに気分が上がりました。


ここに来て意外なことに有安杏果から発表された『ちびっ子祭り』と『女祭り』開催決定の報せ。こちらとしてはどちらも該当しないものの今秋も何かと話題を振り撒いてくれることに期待しましょう。


いよいよ大詰めです。「キミノアト」から繋いだ「猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」」の途中でDOWNTOWN MOMOCLO BANDの面々を紹介して行くのはなかなかに斬新ですが、衣装の早替えの際に高城れにがおもむろに1年前の“脱ぎ過ぎ事件”を再現したところで若干、しくじってしまっていたのが惜しかったです。


すっかりとびしょ濡れになったことで頭のねじが大いに緩んだ今回の“夏のバカ騒ぎ”。何なんでしょうかこの多幸感は。見渡す限りステージ上でも客席でも終始、笑顔が絶えない時間でした。兎にも角にもももいろクローバーZの5人に対して感謝の言葉しかありません。


プロフィール

北沢オーストラリア

Author:北沢オーストラリア
ハンドルネームをchitlinから北沢オーストラリアへと改めました。どうか、よろしくお願いいたします。
ポップ・ソングのことを中心に書こうとして自家中毒を起こしているブログです。
見当違いのことばかりですけれども、どうかご容赦のほどを。

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