
『
スーベニア・ジャポン』(2003)というオムニバス盤CDを聴いてみました。
副題に『
あの季節におきわすれた名曲』とあります。ほぼ1970年代からの選曲です。
先陣を切るのは
ゴダイゴのM1「
銀河鉄道999」。言わずもがなの映画主題歌ですね。演奏自体がとても達者なのでグループの一体感が素晴らしいです。
本盤で初めてレコード音源を聴くこととなったM2「
長い夜」
松山千春。名曲であるのは勿論のこと、丁寧な歌い口に好感を持てます。
唐突なM3「
Gメン75のテーマ」は相変わらず格好良いんですが、街中で
Gメン歩きをやられてしまうと迷惑千万なんですよね。
次いで1971年のヒット、M4「
真夏の出来事」は作詞が
橋本淳 、作・編曲
筒美京平の
平山三紀の代表曲ですね。気怠い雰囲気の語りも最高ですよね。
ちなみにこの1971年に私、北沢オーストリアもこの世に生れ落ちたのでした。
実は原曲を聴いたことのないM5「
アイドルを探せ」
弘田三枝子に続くM6「
ブルーライトヨコハマ」は
いしだあゆみにとって転機となった代表曲。こちらも作・編曲
筒美京平なんですね。
布施明の大ヒット曲、M8「
シクラメンのかほり」。リズム隊抜きのものがこちらに収録されているんですが果たしてこれが発売当時の音源なのか怪しいです。
M16「
花(「すべての武器を楽器に」より)」
喜納昌吉&チャンプルーズも妙にエレキ感が打ち出されているので再録音なのかも知れません。
グループ・サウンズの代表として
ブルー・コメッツの1967年のヒット曲、M10「
ブルーシャトウ」が選ばれています。所謂、
カルトGSとは逆に古臭さを感じてしまいます。
1965年のM20「
悲しき願い(インスト)」
ブルー・コメッツはご存知、
尾藤イサオ代表曲ですよね。渋いですね、とても好ましい仕上がりです。
本盤の中でいちばん格好良いのがM11「
マミーブルー」
東京キューバンボーイズと
庄野真代によるM12「
中央フリーウェイ」でしょうか。
M12「
中央フリーウェイ」の方についてはやはり、原曲を聴いたことがないんですがこの洒落た感覚には降参ですね。
一方でテレビドラマ『
飛び出せ!青春」の主題歌、M15「
太陽がくれた季節」
青い三角定規の方は時代がかっていますよね。
財津和夫のソロ版なら聴いたことがありましたがこのM18「
サボテンの花」
チューリップは初耳でした。素直な曲調が凄く印象深いです。
M19「
ひとりの悲しみ」
ズー・ニー・ヴーは
尾崎紀世彦の大ヒット曲、「
また逢う日まで」の元曲ですね。出だしのホーンも高らかに鳴り響くのも同じで、歌詞が異なるだけなんですよね。こちらも素晴らしい出来栄えに違いありません。
締め括りは再び
ゴダイゴです。英語詞のM22「
銀河鉄道999 (The Galaxy Express 999)」のグルーヴ感に酔いしれるのみ、です。
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