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和風ソウル・ドレッシング (2001)

和風ソウルドレッシング
和風ソウル・ドレッシング』(2001)というオムニバス盤CDを聴いてみました。
表題通りのソウルフルな歌謡曲集です。


早速、初っ端から大ヒット曲のM1「また逢う日まで」ですよ。もみあげが豊かな尾崎紀世彦の絶唱を思う存分に味わうことが出来ます。最近、ご本人の体調不良が話題になりましたが快方に向かって欲しいですね。
作詞は阿久悠、作・編曲が筒美京平というこの大名曲が日本列島を席巻した1971年に私、北沢オーストリアもこの世に生れ落ちたのでした。


以前にエントリした『大阪 ソウルバラード』(2003)というオムニバス盤でも2曲目という位置づけのM2「悲しい色やね上田正樹に続くのはもんた&ブラザーズの「ダンシング・オール・ナイト」です。もんたよしのりのしゃがれ声にはいつ聴いても痺れてしまいますね。


そして、40年前の大ヒット曲のM4「どうにもとまらない」。過激な衣装と振り付けの山本リンダにそりゃ街も大騒ぎだったでしょうね。
一方でM5「たそがれマイ・ラブ大橋純子なんですが、初耳ではないかと思うくらいに縁がなかったですね。物憂げな雰囲気がとても良いではありませんか。こちらも作詞は阿久悠、作・編曲が筒美京平というのですから当然のことでしょうか。


欧陽菲菲のデビュー曲であるM6「雨の御堂筋」、これもまた1971年産のはずですが音が新しいのでやはり、再録もののようですね。
次の松崎しげるの代表曲にして大名曲、M7「愛のメモリー」と言えばiTunes Music Storeの営業が開始された当時、再びヒットとなったことが記憶に新しいですね。この問答無用の名唱を聴けば大いに納得ですよね。素晴らしいのひと言しかありません。


打って変わってM8「「レオの唄」と言えば大御所、弘田三枝子によるものですね。『ジャングル大帝』の主題歌として似つかわしい実に壮大な1曲です。


後半戦はピンキーとキラーズのデビュー曲、M9「恋の季節」から開始ですよ。今陽子の歌声が尋常ではないくらいに格好良いですね。1968年産です。
次はお馴染みのM10「メリー・ジェーン」。名ドラマー、つのだ☆ひろ作曲の大傑作。こちらもまた40年間も歌い続けられている訳ですがご本人曰く、飽き飽きしているとのこと。それでも否応なしに聴き惚れてしまうほかないんですよね。それから、切れに切れまくっているギター・ソロにもきりきり舞いです。


M11「きのう酒場で見た女カルメンマキ & OZとM12「ブルー渡辺真知子、M13「戦士の休息町田義人の3曲はほとんど初耳だったかも知れません。
渡辺真知子と言えば「かもめが翔んだ日」しかないだろうという浅はかな考えを改める良い機会となりました。それからカルメンマキの良さは意外な発見となりました。


そして、M14「君は薔薇より美しい布施明ですよ。これ、本当に好きなんですよね。フリーソウルの文脈で語られることにも納得などといった物言いを飛び越える名曲。最高ですよ、最高。そりゃ、見えない翼も広げますよ。


さてさて、終盤です。活動歴が50年を超えるヴォーカル・グループ、ザ・キング・トーンズのデビュー曲がM15「グッド・ナイト・ベイビー」な訳です。さすがに年季が違いますよね。さらにはその慈愛に満ち溢れた歌が堪りませんね。
件のオムニバス盤、『大阪 ソウルバラード』収録のものがやはり、再録音だと判る河島英五のM16「酒と泪と男と女 (Original Version)」で締め括りです。この年齢になってしまいますと男の痩せ我慢というものが身に染みますね、本当に。


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北沢オーストラリア

Author:北沢オーストラリア
ハンドルネームをchitlinから北沢オーストラリアへと改めました。どうか、よろしくお願いいたします。
ポップ・ソングのことを中心に書こうとして自家中毒を起こしているブログです。
見当違いのことばかりですけれども、どうかご容赦のほどを。

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