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Imperial Easter Egg

本日、5月30日はロシアの宝石商であったPeter Carl Fabergéの誕生日だそうです。


1890年前後、時の皇帝の命を受けて作製したイースター・エッグで有名です。身につけるものや調度品だけが宝飾品ではなく、また違った楽しみ方がありますよね。


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My Bloody Valentine / EP's 1988-1991 (2012)

mbvEPs
今回は久しぶりにMy Bloody Valentineです。リマスターされた『Isn't Anything』(1988)と『Loveless』(1990)という2枚のアルバムと同時に待望の編集盤も発売されました。『EP's 1988-1991』(2012)です。
3種ともにKevin Shields本人の手によるリマスターということも話題でしょうか。


この2枚組の内訳ついてはこれまでCreation Recordsから発売されたEP、4枚分と2枚のアルバムにも収録されていない7曲分というものです。誰もが思い描いていた内容ですよね。
曲順としては発売された順番で1枚目には『You Made Me Realise』(1988)、『Feed Me With Your Kiss』(1988)、『Glider』(1990)が丸ごと収められています。2枚目には『Tremolo E.P.』(1990)とその他というものです。


リマスターされた効果については判りません。1枚目のM1「You Made Me Realise」を聴いて音質がどうのこうのというのには違和感を覚えますし、M6「Feed Me With Your Kiss」の凄まじさは相変わらずだからです。
それでも、2枚目のM4「Moon Song」における眩いばかりの美しさを再確認した次第ではあります。


そこで、きちんと聴くことが出来るようになった件の7曲にどうしても注目してしまいますよね。
2枚目のM5「Instrumental No. 2」は『Isn't Anything』の初回プレスの付録だったという7インチ・シングルの収録曲でPublic Enemyのドラム・ループを拝借したのだとか。Kevin Shieldsの手遊びの範疇とも言えそうですね。
その片面だったM6「Instrumental No. 1」の方はやはり、『Isn't Anything』の録音時のアウトテイクなんだろうなといった印象です。手数の多過ぎるドラムスも痛快ですね。
さすがに初回盤を持っていなかったので20年以上に渡る溜飲を下げることが出来ました。


次のM7「Glider (Full Length Version)」は『Soon (The Andrew Weatherall Mix)』(1990)のB面曲なんですが、どうせならその「Soon」のリミックスも一緒に収録してくれるともっと面白いんですけれどもね。
そんな訳で今回の再発売を以てすべての音源を網羅していることにはならないんですよ。確か「Map Ref 41°N 93°W」というWireのカヴァー曲も抜けていますし。


M8「Sugar」はフランス盤のシングル、『Only Shallow』(1991)のB面曲なんだそうですが、ギターのリフレインが『Loveless』収録の名曲、「What You Want」のそれにそっくりなんですよ。ある意味でその原型だったのかも知れません。


残るM9「Angel」とM10「Good For You」、M11「How Do You Do It」が未発表曲であります。残念ながらクレジットが記載されていないので詳細は不明です。
初めて聴いた訳ですが、音の感触と曲調から判断するにM9「Angel」は『Loveless』の際の、M10「Good For You」とM11「How Do You Do It」はやはり『You Made Me Realise』から『Isn't Anything』期の産物ではないかと。正直に申しまして、どれもこれも煮え切らない出来上がりですのでこれまで日の目を見なかったのも当然のことかと。


最後にひと言。本盤はちょっとした紙ジャケット仕様なんですがCDが剥き出しのままで収められています。2枚目の方は読み取り面がブックレットに接しています。輸入盤の場合は未だにこんなことが横行しているんですよね。もう、元には戻しませんよ。


Agustin Pereyra Lucena / Agustin Pereyra Lucena (1970)

agustinpereyralucena
さてとAgustin Pereyra Lucenaの同名アルバム、『Agustin Pereyra Lucena』(1970)を旧ブログから転載してお茶を濁してみます。


アルゼンチン出身のギタリスト、Agustin Pereyra Lucenaのデビュー・アルバムをお送りしましょう。
アルゼンチンと言えば条件反射でタンゴを連想するしかないのが関の山なのですけれど、このAgustin Pereyra Lucenaの場合にはさにあらず。れっきとしたアルゼンチン・ボッサです。


そもそもの始まりは少年時代に兄からブラジル旅行の土産としてもらったBaden Powellのレコードだったそうです。それをきっかけにすっかりブラジル音楽に魅了されてしまったということです。


実際に本作にはBaden Powellの作品をカヴァーした楽曲が4曲も収録されています。


ただ、そこから“アルゼンチンのBaden Powell”と呼ばれるギタリストまでになるのは本人による弛まぬ努力の結果なのか、はたまた天賦の才なのか知る由もないのではありますが本作が格好の判断材料なのかも知れません。


肝心のその腕前はと言えば、宙を駆けるが如く1本1本の弦を力強く弾き飛ばす大胆さの一方で繊細かつ優雅に紡がれるギターの音色の心地良さと来たら何ものにも代え難いという訳です。


稚拙ではあるものの女性によるスキャットが入るM2「Tristeza De Nos Dois」、M4「Tema Para Martin」やM7「Pro Forma」とM9「Nina No Divagues」にはその美しさに思わず骨抜きにされてしまいます。


それ以上にいちばん強烈な印象を与えてくれるのがM6「Canto De Ossanha」です。目の覚めるような鮮やかさ、これに尽きます。



少々、毛色が変わってはいるアルゼンチン・ボッサな訳ですけれども素敵な音楽には変わりありませんよね。


The Stairs / Right In The Back Of Your Mind (2006)

rightinthebackofyourmind
今回はThe Stairsの編集盤、『Right In The Back Of Your Mind』(2006)をば。
最初のアルバム、『Mexican R'n'B』(1992)前後の自宅録音も含むデモ音源などをまとめた貴重なCDですね。


当時、Edgar Summertimeによる偏執狂的な懐古主義の音作りが話題を呼びましたが、そんなモノラル録音の『Mexican R'n'B』やEPを買い逃したままであったことを未だに後悔しています。数年前に正式な2枚目のアルバムが発売されたとのことですが、再発売される兆しは見当たりませんね。
とにもかくにも20周年記念拡大盤を切望しております。


内容としてはデビュー曲のM1「Weed Bus」からM2「Mr. Window Pane」、M4「Laughter In Their Eyes」、M5「Out In The Country」にM9「Sometimes The World Escapes Me」、M10「Fall Down The Rain」といった具合に件の『Mexican R'n'B』収録曲が大半を占めています。
デモ音源ながら熱量の高い、感情が剥き出しの我武者羅さが好印象です
その中でも強烈極まりない禍々しさを発揮しているM3「Right In The Back Of Your Mind」は本盤の表題曲だけありまして相当に作り込まれています。


ライヴ音源でもあるBo Diddleyのカヴァー曲、M6「You Don't Love Me (You Don't Care)」で怪気炎をあげる一方、M8「Happyland」の放つサイケデリックな臭みはまさに1960年代後半の雰囲気を体現しています。


本編の最後の「We Could Be Happy」という隠しトラックを挟んで国内盤に追加収録された2曲が続きます。
解散間際の音源だというM16「What Has Gone Wrong With This World」に至ってはまさかと感じるほどの熱気溢れる演奏を目の当たりにすることが出来ますよ。


グループ結成から2枚目のアルバム、『Who Is This Is』(2008)のためのToe Rag Studio録音(M11「[Untitled]」からM14「Cabbage Man」の3曲でしょうか)まで失われたThe Stairsの音塊がここに。
これを聴いてしまったらたたでは済まされません。


Moogie Wonderland

本日、5月23日はモーグ・シンセサイザーの生みの親であるRobert Moogの誕生日なんですね。


今回のGoogleロゴがミニモーグそのものです、普通に演奏することが出来るんです。録音することが出来るんです。再生することができるんです。ベロシティもオシレーターもきちんと機能しますよ。
遊び放題です!


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金環日食

太陽、月、地球が一直線に連なることから起こる訳ですね、金環日食。


平日の朝であれば通勤時間帯ですよ、混雑した電車に乗車中ですよ。端から日食グラスなんて用意していませんよ。
勿体ないことです。


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Sonia Rosa / A Bossa Rosa De Sonia (1967)

soniarosa
Sonia Rosaの『A Bossa Rosa De Sonia』(1967)というアルバムです。
もう店頭には出向くことも皆無になってしまった今日この頃、いつものように旧ブログからの転載です。


Sonia Rosa、18歳の時の処女録音であるそうです。
Bomba Recordsの“ブラジル音楽の名盤セレクション③”で以て紙ジャケットCD化されたものです。


年末進行のせいもあってか最近、めっきり店頭に出向く機会を逸してはいます。そんな現状が嘘のように今年の春から夏にかけては、ふと手にしたCDを片っ端から買い求めていたものです。


本CDもそんな中にあって、殊更ジャケット・デザインに一目惚れ→即刻、購入に至った1枚です。
家路に着き、まじまじと紙ジャケットを眺めていましたら訳もなく興醒めの心持ちに陥り、最近までほとんど放置しておりました。


先月のことでしたでしょうか、正午前後にJ-WAVEのナヴィゲートを務めるDJ TAROの口から衝撃の事実が告げられました。
母親であるSonia Rosaを番組に迎えると言うのです。果たしてそれは日本語を流暢に話すSonia Rosa本人でありました。
ご存知の方には当然のことでしょうけれど、作業の手が止まるほどに驚きました。


そんなこともあってほとんど初めて耳にするかのような気持ちで臨んでみました。
改めまして想像を遥かに超える可愛らしい歌声を聞かせるボサノヴァがこれまた可憐に佇んでいます。


おまけに収録曲の半数が自作曲と来ています。編曲や制作陣にも助けられている面があるとは言え、弱冠18歳にしてその輝かしい才能が披露されています。


解説には彼女自身の言葉で録音当時の裏話が語られています。



件のDJ TAROも齢40歳であることから同世代ですので、本作につきましては薄いなりに奇妙な縁を感じてしまいます。


木村カエラ / マミレル (2012)

マミレル
木村カエラの最新シングル、『マミレル』(2012)です。
表題曲のM1「マミレル」はテレビドラマ、『都市伝説の女』の主題歌でもあります。先日の放送では本人自らが本人役として出演していましたね。


そんなM1「マミレル」、これはエレクトロというものなんでしょうか。なんですよね、きっと。そちらの方面にはまったく明るくありませんし、最初に放送で耳にした時には他の歌手(名前を失念)が歌っているものだとばかり思っていたので少し意外な感じがしたのでした。


手拍子から始まりますし盛り上がる曲調ですし、いかにも何でもありの木村カエラらしくてとてもよろしいのではないでしょうか。M3「マミレル Instrumental」も含めて好きです。


次のM2「BMX」には驚かされます。カップリング曲ならではのちょっとした冒険と言いましょうか、極端にリズム面を強調させて駆動力を高めてみたりと多少なりとも意欲的なところが見受けられる1曲なんです。
まだまだ伸びしろが大きいことが判りますね。



Jerry Berkers / Unterwegs (1972)

jerryberkers
Jerry Berkersのアルバム、『Unterwegs』(1972)です。
花畑に浮かぶ男性の顔面というジャケット写真が不気味ですね。


オランダ出身のこのJerry Berkers自身が鍵盤以外の楽器をひと通りこなすうえでのソロ・アルバムということで。
もともとはドイツのWallensteinというグループの一員だったとか。プログレッシヴ・ロックなんでしたっけ。最近、紙ジャケットCDとして再発売されていたと記憶している程度です。


そんな古巣の面々をも巻き込んだ『Unterwegs』を興味本位で聴いてみたところ。奈落の底に突き落とされるようなサイケデリック・ロックを期待してだけに肩透かしを食らったという印象です。どこかでSyd Barrettのような音を勝手に想像していたんですよ。


少しばかり甲高い歌声も好みの範疇ではありますし渦巻くオルガンの音色にも惹き付けられるものがあるんです。
冒頭のM1「Jeder Tag Sieht Ganz Anders Aus」での混沌した雰囲気から一転、いきなりM2「Glaub Mir, Susanne」が朗らかであったりM5「Grauer Bettler」やM7「Gelobtes Land」でギターの音色が鋭く吠えたりと多少なりとも起伏に富んだ内容ではあります。


最後に置かれたM8「Seltsam」にしても5分弱をかけてじっくりと聴かせる情緒的なところがみそのはずが盛り上がらないうちに終わってしまうんです。趣向を凝らしてはいるものの、その割りにはこれだという決め手に欠ける訳なんですよね。
何ともしょっぱい1枚、でした。


クマグス

本日、5月18日は博物学者の南方熊楠の誕生日、だそうですよ。


以前、趣味の達人を取り上げる『新知識階級 クマグス』というテレビ番組を面白がって観ていたことがありましたが、“歩く百科事典”と呼ばれた南方先生とは何だか結びつかないんじゃないかとも思っていました。
“生島ヒロシクマグス”なんてのにはちょっとした衝撃を受けました。

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Sambalanço Trio / Vol.1 (1964)

sambalancotrio
今回もまたブラジル音楽を。Sambalanço Trioの『Vol.1』(1964)というアルバムです。
性懲りもなく旧ブログからの転載です。


久し振りにロック・ミュージック以外の音楽に身体を預けてみました。Sambalanço Trioのデビュー盤、『Vol.1』(1964)です。


以前に採り上げたTenório Jr.の『Embalo』(1964)とは異なりましてRge Clássicosからの復刻が為されていないのですけれどもBomba Records盤を楽しむことが出来ます。
最近、そのBomba Recordsからジャケット・デザイン違いの紙ジャケットCDが発売されたのですね。


このSambalanço Trioの奏でる音楽がジャズ・サンバなのかサンバ・ジャズであるのか呼び方はともかく、数あるピアノ・トリオ作品と毛色が違うと感じさせてくれるのが、ここ数日の肌寒い気候と符合するかのような落ち着いた雰囲気と言えそうです。


ブックレット中の解説によりますと、ピアノ担当のCesar Camargo MarianoBill Evansから影響を受けたとのことですので納得ですね。


冒頭のM1「Samblues」の熱い演奏以外は案外と内なる想いを秘めたような抑制の効いた楽曲が並んでいます。


最後に置かれたM12「Sambinha」には3人の流暢なスキャットが挿し込まれているという素敵な1曲です。
最終曲だけに大変に印象深いものとなりますよ。



ピアノは繊細なんですけれども、ドラマーがAirto Moreilaだけありましてその強力なリズム感も堪りませんね。鳥肌ものの格好良さですよ、これは。


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Tarentule / Tarentule (1977)

tarentule
Tarentuleというグループの同名アルバム、『Tarentule』(1977)です。
何をきっかけに購入したのかまったく記憶していませんが、思わぬ掘り出し物といったところでしょうか。


古色蒼然としたフォークという体裁の音を鳴らすフランス出身の4人組でして、それぞれがギターやパーカッションのほかにもヴァイオリンやらマンドリン、チェロ、リーコーダー、オカリナにダルシマーからハーディー・ガーディーまでさまざまな楽器を器用にこなしていることによって独特の味付けとなっている辺りが興味深いです。


残念なのかどうかはともかくといたしまして、上記の楽器から連想することの出来るお伽噺のような可愛らしい音世界ではなくて、裏ジャケットに掲載されたむさ苦しい男性4人の姿の通りの生真面目で正統派という印象です。


きっちりとした演奏とコーラスから相当に技巧的であることも判りますし、7分を超えながら起承転結を示すM1「Branles (Dits D'Ecosse) - Le Déserteur Du Régiment D'Auvergne - Air D'après Gaillarde D'Hassler」が冒頭に配置されたり、M5「Au Saint Nau - Noël Anglais」の前半では歌のみで進行するなどいろいろな工夫が凝らされているので飽きさせない内容です。


また、ある種の様式美というか伝統的な手法が行き過ぎてプログレッシヴ・ロックの感触さえ感じさせるところがあるんですがそれが良い方向へと転がっているのかとも考えられます。
とても完成度が高いので思わず居住まい正したくもなりますね。


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カーネーション

母の日です。


これまでたいした贈り物すらしたことがないので奮発してみようかと思案中です。


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Pale Saints / Mrs. Dolphin (1991)

mrsdolphin
Pale Saintsの『Mrs. Dolphin』(1991)です。
入手困難な初期の音源などを含む日本独自編集というありがたいCDです。


1989年発売のEP、『Barging Into The Presence Of God』からの全3曲というのは言わずもがなの名曲、M1「Sight Of You」と素人臭さ丸出しのM2「She Rides The Waves」、すでに独特な美意識を発揮させたM3「Mother Might」です。


M5 「A Deeper Sleep For Steven」と同様に大名盤、『The Comforts Of Madness』(1990)にも収録されているこのM1「Sight Of You」も別ミックスなのか、はたまた別テイクなのか違いがほとんど判りません。
ただし、件のアルバムでは曲間を繋いでいるインストゥルメンタルが省かれていますので、そういう意味では新鮮ですね。


未発表のM4「Colours And Shapes」がこれまた素晴らしい1曲ですよね。爽やかなフォーク・ロックを基調にしつつもPale Saintsらしい毒気を纏った音の作り。まさしく拾い物ですね、これは。


一方で『Half-Life』(1990)からの5曲がいまひとつといった感です。
The Comforts Of Madness』(1990)後のこのEPからMeriel Barhamという元Lushの一員が強引に加入しているんです。のちに中心人物のIan Mastersがグループから抜けてしまいますのでその均衡が崩れつつあったことは間違いのないところでしょう。


良い線を行っているM6「Half-Life, Remembered」やM7「Baby Maker」にしても小手先の工夫を見て取ることは出来ましても以前よりも神秘性に欠けていたり耽美的な魅力が不十分に思えるんです。
いかにも4ADらしい音なだけに惜しいところなんですよ。


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Tut-ankh-amen

本日、5月9日はHoward Carterというエジプト考古学者の誕生日とのこと。


今から90年前、あのツタンカーメン王の墓を発見した張本人なんですね。浪漫、ですねぇ。


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Tenório Jr. / Embalo (1964)

tenorioembalo
さてさて、Tenório Jr.の『Embalo』(1964)というアルバムです。
今回も例によって旧ブログからの転載です。


思わず胸が弾むサンバ・ジャズを聞かせてくれるTenório Jr.が唯一残した『Embalo』(1964)について書いてみましょう。


当ブログでも何枚か採り上げていますSom Livre Mastersのシリーズと平行する形でRge Clássicosという復刻シリーズが開始されまして。これまた嬉しいような困ったような。


本作は昨年、Bomba Recordsの名盤1500シリーズ第1弾としても発売された訳ですけれども、ここでは件のRge Clássicosから選んでみました。


基本を貫いていますのはピアノ・トリオという形態ではありますけれど、ものによってはホーン隊のお陰で色とりどりな賑やかさも手伝いまして。


例えば表題曲のM1「Embalo」やM9「Consolação」などはTenório Jr.自身のピアノも勿論なのですけれど、ホーン隊による大車輪の活躍が見事なまでに奏功しております。
本場のハードバップ顔負けとも言える熱気を感じ取ることが出来ますよ。


打って変わって2分にも満たないM3「Nebulosa」で聴くことの出来るけれんみのない演奏が実に爽やかです。


折り返しのM6「Fim De Semana Em Eldorado」などは音数は少ないながらも緩急織り交ぜたその演奏にこそピアノ・トリオならではの醍醐味というものがありますね。


正直に申し上げてこれほどまでに素晴らしいとは思ってもみませんでした。



こうなりゃサンバ・ジャズなのかジャズ・サンバなのか、はたまたジャズ・ボッサなのかいずれでも構わない訳なんですが、とても優れた音楽に間違いはありません。聴いていて極めて満足度が高まりますね。これからもずっと大切にしておきたい1枚です。


The Parade / Sunshine Girl The Complete Recordings (2008)

theparade
The Paradeの編集盤CD、『Sunshine Girl The Complete Recordings』(2008)です。
A&M Records設立50周年記念として国内盤CDが何枚も再発売されたばかりですね。The Paradeの当時は未発表に終わった同名アルバムもその中の1枚なんですが、本盤の方は文字通り決定版とも言える内容ですね。


何はともあれ1967年のヒット曲のM1「Sunshine Girl」、M22「Sunshine Girl (Mono 45)」に尽きます。めくるめくコーラスと何より明るくて爽やか極まりない曲調が本当に素敵なんですよね。
その存在を知った2度目の再発売の時に購入を見送っていましたら廃盤になってしまってそれきりだった訳です。のちに『Summer Of Love Volume 1: Turn In(Good Times & Love Vibrations)』(1992)というオムニバス盤で聴くことが出来るので気が済んでしまったのかも知れません。


M5「Kinda Wasted Without You」、M21「Kinda Wasted Without You (Mono Version)」はご存知、Roger Nichols & The Small Circle Of Friendsの同名アルバムにも収録されています。
Murray MacLeodが掛け持ちしていたためではありますが、手の届きそうにない洗練さのRoger Nichols & The Small Circle Of Friendsとは異なった親しみ易さのようなものを感じます。


この辺りの感触については全体的にも言えることなんですが、M8「Hallelujha Rocket」をはじめとして割と骨太なところがあることなどに起因するのではないかと。
ちなみにM9「She's Got The Magic」が「Good VibrationsThe Beach Boysに似通っているのはご愛嬌といったところでしょうか。


M15「Montage Mirror」以下が追加収録されたデモ音源や未発表曲などに当たります。やはり、アルバムとは毛色が違ったりするので省かれたのだと想像することが出来ますが仕上がりは良好なのでお得感が強いですね。
こんなにも素晴らしい音源をこうしてまとめて楽しむことが出来るなんていうのはありがたいことです、本当に。


こどもの日

本日、5月5日はこどもの日。今年の大型連休は雨天続きでしたが、ようやっと五月晴れとなりました。


祝日制定の経緯として“こどもの人格を重んじる”ことなどが挙げられますが、例えば『子どもの権利運動』のように具体的なものは20世紀に入ってからのものなので割と最近のことですよね。それでも、なお虐げられ続けている子どもが世界中に居るかと思うと胸が痛みますね。


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José Roberto Trio / José Roberto Trio (1965)

joserobertotrio
José Roberto Trioの同名アルバム『José Roberto Trio』(1965)です。五月晴れにぴったりですね。
そして、粛々と旧ブログからの転載です。


ラウンジ感覚溢れるお洒落なピアノ・トリオ作品、『José Roberto Trio』(1965)を聴いてしっぽりとしてみましょうか。


ポップで可愛らしいジャケット・デザインからは想像することの出来ないほど小気味よく端正で切れのある演奏ながら、鬼気迫る緊張感などからはほど遠い非常にゆったりとした雰囲気を楽しむことが出来ますよ。


まさしく気品溢れるピアノ演奏が際立つJosé Roberto Bertramiのことをちょいと調べてみましたら。


“街も深い眠りに入り、今日もまた1日が終わろうとしています”というFM番組『クロスオーバーイレブン』のテーマ、「Fly Over The Horizon」でお馴染みのAzymuthというグループで後に名を上げたとのことです。


何とはなしに聞き流してしまうことも出来ますので、ともすれば気が付かないでいたとしても不思議ではないのですけれど、Manfredo Fest作のM3「Impulso」などでは目まぐるしくテンポを変えては駆け抜ける好曲なのです。
これはただ者ではないなと即座に感じさせます。


一方、M2「Dá-Me」やM10「Flor Da Manhã」などではヴィブラフォンの音色も鮮やかなのですけれども、こうなりますと一体誰が演奏しているのだろうという疑問も浮かび上がって来ますけれどね。


本盤も“Paradise Masters”という復刻シリーズからの1枚なのでして、相変わらず毎度のように嬉しい驚きをもたらしてくれますよ。



残念ながら本作、『José Roberto Trio』も廃盤の憂き目に遭っているようです。また、時代がひと回りすれば何度目かの再発となるやも知れませんね。


サブウェイ・ドローイング

本日、5月4日はアメリカ人画家、Keith Haringの誕生日とのこと。


ストリートアートの先駆けと呼ばれているくらいなので相当な叩き上げなんですね。画風は好みではないんですけれども。


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スーベニア・ジャポン (2003)

スーベニアジャポン
スーベニア・ジャポン』(2003)というオムニバス盤CDを聴いてみました。
副題に『あの季節におきわすれた名曲』とあります。ほぼ1970年代からの選曲です。


先陣を切るのはゴダイゴのM1「銀河鉄道999」。言わずもがなの映画主題歌ですね。演奏自体がとても達者なのでグループの一体感が素晴らしいです。


本盤で初めてレコード音源を聴くこととなったM2「長い夜松山千春。名曲であるのは勿論のこと、丁寧な歌い口に好感を持てます。
唐突なM3「Gメン75のテーマ」は相変わらず格好良いんですが、街中でGメン歩きをやられてしまうと迷惑千万なんですよね。


次いで1971年のヒット、M4「真夏の出来事」は作詞が橋本淳 、作・編曲筒美京平平山三紀の代表曲ですね。気怠い雰囲気の語りも最高ですよね。
ちなみにこの1971年に私、北沢オーストリアもこの世に生れ落ちたのでした。


実は原曲を聴いたことのないM5「アイドルを探せ弘田三枝子に続くM6「ブルーライトヨコハマ」はいしだあゆみにとって転機となった代表曲。こちらも作・編曲筒美京平なんですね。


布施明の大ヒット曲、M8「シクラメンのかほり」。リズム隊抜きのものがこちらに収録されているんですが果たしてこれが発売当時の音源なのか怪しいです。
M16「花(「すべての武器を楽器に」より)喜納昌吉&チャンプルーズも妙にエレキ感が打ち出されているので再録音なのかも知れません。


グループ・サウンズの代表としてブルー・コメッツの1967年のヒット曲、M10「ブルーシャトウ」が選ばれています。所謂、カルトGSとは逆に古臭さを感じてしまいます。
1965年のM20「悲しき願い(インスト)ブルー・コメッツはご存知、尾藤イサオ代表曲ですよね。渋いですね、とても好ましい仕上がりです。


本盤の中でいちばん格好良いのがM11「マミーブルー東京キューバンボーイズ庄野真代によるM12「中央フリーウェイ」でしょうか。
M12「中央フリーウェイ」の方についてはやはり、原曲を聴いたことがないんですがこの洒落た感覚には降参ですね。
一方でテレビドラマ『飛び出せ!青春」の主題歌、M15「太陽がくれた季節青い三角定規の方は時代がかっていますよね。


財津和夫のソロ版なら聴いたことがありましたがこのM18「サボテンの花チューリップは初耳でした。素直な曲調が凄く印象深いです。


M19「ひとりの悲しみズー・ニー・ヴー尾崎紀世彦の大ヒット曲、「また逢う日まで」の元曲ですね。出だしのホーンも高らかに鳴り響くのも同じで、歌詞が異なるだけなんですよね。こちらも素晴らしい出来栄えに違いありません。


締め括りは再びゴダイゴです。英語詞のM22「銀河鉄道999 (The Galaxy Express 999)」のグルーヴ感に酔いしれるのみ、です。


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和風ソウル・ドレッシング (2001)

和風ソウルドレッシング
和風ソウル・ドレッシング』(2001)というオムニバス盤CDを聴いてみました。
表題通りのソウルフルな歌謡曲集です。


早速、初っ端から大ヒット曲のM1「また逢う日まで」ですよ。もみあげが豊かな尾崎紀世彦の絶唱を思う存分に味わうことが出来ます。最近、ご本人の体調不良が話題になりましたが快方に向かって欲しいですね。
作詞は阿久悠、作・編曲が筒美京平というこの大名曲が日本列島を席巻した1971年に私、北沢オーストリアもこの世に生れ落ちたのでした。


以前にエントリした『大阪 ソウルバラード』(2003)というオムニバス盤でも2曲目という位置づけのM2「悲しい色やね上田正樹に続くのはもんた&ブラザーズの「ダンシング・オール・ナイト」です。もんたよしのりのしゃがれ声にはいつ聴いても痺れてしまいますね。


そして、40年前の大ヒット曲のM4「どうにもとまらない」。過激な衣装と振り付けの山本リンダにそりゃ街も大騒ぎだったでしょうね。
一方でM5「たそがれマイ・ラブ大橋純子なんですが、初耳ではないかと思うくらいに縁がなかったですね。物憂げな雰囲気がとても良いではありませんか。こちらも作詞は阿久悠、作・編曲が筒美京平というのですから当然のことでしょうか。


欧陽菲菲のデビュー曲であるM6「雨の御堂筋」、これもまた1971年産のはずですが音が新しいのでやはり、再録もののようですね。
次の松崎しげるの代表曲にして大名曲、M7「愛のメモリー」と言えばiTunes Music Storeの営業が開始された当時、再びヒットとなったことが記憶に新しいですね。この問答無用の名唱を聴けば大いに納得ですよね。素晴らしいのひと言しかありません。


打って変わってM8「「レオの唄」と言えば大御所、弘田三枝子によるものですね。『ジャングル大帝』の主題歌として似つかわしい実に壮大な1曲です。


後半戦はピンキーとキラーズのデビュー曲、M9「恋の季節」から開始ですよ。今陽子の歌声が尋常ではないくらいに格好良いですね。1968年産です。
次はお馴染みのM10「メリー・ジェーン」。名ドラマー、つのだ☆ひろ作曲の大傑作。こちらもまた40年間も歌い続けられている訳ですがご本人曰く、飽き飽きしているとのこと。それでも否応なしに聴き惚れてしまうほかないんですよね。それから、切れに切れまくっているギター・ソロにもきりきり舞いです。


M11「きのう酒場で見た女カルメンマキ & OZとM12「ブルー渡辺真知子、M13「戦士の休息町田義人の3曲はほとんど初耳だったかも知れません。
渡辺真知子と言えば「かもめが翔んだ日」しかないだろうという浅はかな考えを改める良い機会となりました。それからカルメンマキの良さは意外な発見となりました。


そして、M14「君は薔薇より美しい布施明ですよ。これ、本当に好きなんですよね。フリーソウルの文脈で語られることにも納得などといった物言いを飛び越える名曲。最高ですよ、最高。そりゃ、見えない翼も広げますよ。


さてさて、終盤です。活動歴が50年を超えるヴォーカル・グループ、ザ・キング・トーンズのデビュー曲がM15「グッド・ナイト・ベイビー」な訳です。さすがに年季が違いますよね。さらにはその慈愛に満ち溢れた歌が堪りませんね。
件のオムニバス盤、『大阪 ソウルバラード』収録のものがやはり、再録音だと判る河島英五のM16「酒と泪と男と女 (Original Version)」で締め括りです。この年齢になってしまいますと男の痩せ我慢というものが身に染みますね、本当に。


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The Beau Brummels / Introducing The Beau Brummels (1965)

beaubrummels
The Beau Brummelsの最初のアルバム、『Introducing The Beau Brummels』(1965)です。


軽快なフォーク・ロックとM1「Laugh, Laugh」やM3「Just A Little」のヒット曲で有名ですよね。
いかにもThe Beatlesをはじめとするブリティッシュ・インヴェイジョンの波を被ったアメリカ西海岸の音に加えて、実に品行方正な雰囲気が濃厚です。


発売元のAutumn Recordsと言えば、Big Beat Records編集の『Dance With Me』(1994)というオムニバス盤CDをエントリしている通りなんですが、Harpers Bizarreと改名してからヒット曲を飛ばすようになったThe TikisThe Mojo Menと同様に専属で手掛けていたあのSylvester "Sly Stone" Stewartの世話になっているなんてことも面白いですよね。


背中で語るような哀愁がたっぷりと漂うM3「Just A Little」の場合、M13「Just A Little (Unissued Demo Version)」においても高品位を保っていまして興味深いところでもあります。
いずれにしても肩の力を抜いて楽しむことの出来る陽性のポップ・ミュージックであることに間違いないということで。


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プロフィール

北沢オーストラリア

Author:北沢オーストラリア
ハンドルネームをchitlinから北沢オーストラリアへと改めました。どうか、よろしくお願いいたします。
ポップ・ソングのことを中心に書こうとして自家中毒を起こしているブログです。
見当違いのことばかりですけれども、どうかご容赦のほどを。

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