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スピード・グルー&シンキ / イヴ 前夜 (1971)

スピードグルーシンキ前夜
スピード・グルー&シンキの最初のアルバム、『イヴ 前夜』(1971)を聴いてみました。
所謂、曽我部恵一監修の“ニューロックの夜明け”という括りで初めて知りました。


このスピード・グルー&シンキというのは以前に転載したこともあるフード・ブレイン解散後にギタリストの陳信輝とベーシストの加部正義が歌うドラマー、Joey Smithと組んだグループです。


一聴して全身にのしかかって来るような重たいブルース・ロック。初っ端のM1「ミスター・ウォーキング・ドラッグストア・マン」からしてすこぶる格好良いですね。
耳をつんざくその鋭い音が日本のロック・ミュージックの黎明期に打ち鳴らされ、そしてまた結果的にはBeck, Bogert & Appiceよりも早かったというんですから驚きです。


容赦のない暴れ太鼓に対抗するかの如く縦横無尽に駆け巡るベースライン。そんな規格外のリズム隊を相手に深く切り込んで来るギターの音色にはさらに痺れてしまいます。そこはかとなく漂うサイケデリックな成分にも心奪われる思いです。
この3人組が海外においてもある種、神格化されていることがとにかく良く判ります。


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プロフィール

北沢オーストラリア

Author:北沢オーストラリア
ハンドルネームをchitlinから北沢オーストラリアへと改めました。どうか、よろしくお願いいたします。
ポップ・ソングのことを中心に書こうとして自家中毒を起こしているブログです。
見当違いのことばかりですけれども、どうかご容赦のほどを。

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