U2 / The Unforgettable Fire (1984)

U2の4枚目のアルバム、『The Unforgettable Fire』(1984)です。
改めて眺めてみますと素敵なジャケット写真ですね。
代表曲のM2「Pride (In The Name Of Love)」を始めとしてM6「4th Of July」、M8「Indian Summer Sky」、M9「Elvis Presley And America」、M10「MLK」などからも一目瞭然の通り、アメリカを題材としていまして。以降、『Rattle And Hum』(1988)まで風呂敷をさらに大きく広げる端緒となった1枚でしょうか。
Brian EnoとDaniel Lanoisが制作を手掛けたことについて何かと言及されるアルバムな訳ですけれど割と苦手な音です。本当に久しぶりに聴いてみてもですね、曲自体もそれほど凄いとは思えないものが多い印象です。
インストゥルメンタルのM6「4th Of July」を筆頭に空間を上手く使っていることが判りますが、それが果たして効果的なのかどうなのかというところかと。
いちばん大好きなM7「Bad」のちんまりとした出来上がりには未だに微笑ましいものを感じてしまいます。
U2自身が演っていることはこれまでとたいして変わりないでしょうし空回りしているんでもないんでしょうが、どこか響くものが足りないんですよね。
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