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Otis Clay / The Beginning : Got To Find A Way (1990)

gottofindaway
Otis Crayの編集盤、『The Beginning : Got To Find A Way』(1990)です。
今年も例によって旧ブログからの転載を続行いたします。


Hi Recordsを代表するシンガー、Otis Clayがシカゴ時代の1965年から1967年にOne-Derful Recordsに吹き込んだ音源をまとめた編集盤です。


本盤は鈴木啓志氏による監修にして、氏の解説が非常に参考になるCDです。かつてOtis Clay自身が選曲に携わりP-Vine Recordsから発売されたアナログ盤が元になっているとのことです。


M3「I Don't Know What I'd Do」ではビートが強調され重量感溢れるバックの演奏にも圧倒されてしまいます。 
また、M10「It's Easer Said Than Done」のように決してごり押しするだけではなく、丁寧に歌い切るM6「Tired Of Falling In And Out Of Love」やM16「That's How It Is (When You're In Love)」でも判るように硬軟使い分ける巧いシンガーでもあります。


この1曲と言うと、冒頭に置かれた表題曲M1「I've Got To Find A Way」です。汗を飛び散らせながら烈火の如く歌い叫ぶ彼の姿が容易に目に浮かびます。


現在では曲順が異なるものの同内容で、尚かつ3曲が追加収録された『Testify!』(2003)の入手が可能です。
その3曲とは「Lasting Love」と「Show Place」、1枚目のシングル曲「Three Is A Crowd」です。いずれも彼の持ち味が活かされたシカゴ流儀の熱血ソウル・ナンバーです。



熱いです。激しいです。
ゆったりとした大らかな歌いっぷりのソウル・シンガーも勿論、魅力的ではありますが、このOtis Clayのような歌手も大切です。


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プロフィール

北沢オーストラリア

Author:北沢オーストラリア
ハンドルネームをchitlinから北沢オーストラリアへと改めました。どうか、よろしくお願いいたします。
ポップ・ソングのことを中心に書こうとして自家中毒を起こしているブログです。
見当違いのことばかりですけれども、どうかご容赦のほどを。

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