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少年ナイフ / Let's Knife (1992)

letsknife
映画、『Upside Down -The Creation Records Story-』(2010)とはまたまた直接に関係がある訳ではないですが、少年ナイフの登場です。遅まきながら、傘下レーベルのAugust Recordsからも発売された『Let's Knife』(1992)が初めて聴いた少年ナイフなんです。それはもうNirvanaの影響力は大きいです。
手持ちのCDは5 Karaoke Versionsも何もない国内盤ですけれども。つまりは日本語詞です。


話には聞いてはいましたが大阪のお姉さま方が海外で熱狂的に受け入れられているということで。衝撃的ですよね、派遣OLを含む3人組のロック・バンドのトリビュート盤まで発売された訳なんですから。
そして、この『Let's Knife』自体が再録音でこれまでの集大成であることを最初は気が付かなかったです。我ながら浅いですね。


M2「ゲット・ザ・ワウ」やM11「アイ・アム・ア・キャット」などの新曲も含みながら「トータス・ブランド・ポット・クリーナーズ・テーマ」で挟み込んだりと工夫を凝らした体裁なので単なるベスト盤に留まらない全14曲。やけに隙間のない音の作りに違和感が残りつつ、これでもかとのほほんとした感覚が逆説的に少年ナイフをロックたらしめている、という気がいたします。


身近な何気ない事柄が歌われているだけにもかかわらずこんなにも人気を集めるのには何よりも本人たちがいちばん楽しんでいるというところに理由があるからでしょう。演りたいことを演りたいように演りたいだけ演るその素直さに依る訳ですよ、きっと。


M3「ツイスト・バービー」やM7「フライング・ジェリー・アタック」といった定番曲も素敵ですしほかにも色とりどりの曲調が揃えられていますので本当に楽しいんですが、その中でもいちばん大好きなのはM5「アントニオバカ貝」です。これを聴けばたったの1分半の間だけ前後不覚に陥り頭を振り回すことだけに没頭すること請け合いです。最高のロック・ミュージックではないですか。


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プロフィール

北沢オーストラリア

Author:北沢オーストラリア
ハンドルネームをchitlinから北沢オーストラリアへと改めました。どうか、よろしくお願いいたします。
ポップ・ソングのことを中心に書こうとして自家中毒を起こしているブログです。
見当違いのことばかりですけれども、どうかご容赦のほどを。

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