fc2ブログ

Super Furry Animals / Guerrilla (1999)

superfurryanimalsguerrilla
映画、『Upside Down -The Creation Records Story-』(2010)の中で紹介されていたような気がするSuper Furry Animalsの3枚目のアルバム、『Guerrilla』(1999)です。
このジャケット・デザインについては何も言いますまい。


どこでAlan McGeeに拾われたのかウェールズ出身の彼らは同郷のGorky's Zygotic Mynciとひと括りにされて面白がられていましたが、最初のアルバムの『Fuzzy Logic』(1996)がそれほど気に入らなかったんです。
次の『Radiator』(1997)から俄然、面白くなって来たなという気がします。


何でも飲み込んで吐き出すその雑食性がSuper Furry Animalsの特徴な訳なんですが、出発点がテクノだったということであれば思わず納得というか上手く丸め込まれてしまいます。


ジャズ・ファンクなM1「Check It Out」というインストゥルメンタルで本作は幕が開け、電光石火のM2「Do Or Die」が聴き手の心を鷲掴みにします。
続くM3「The Turning Tide」でストリングスを手掛けているのがStereolabでお馴染みのSean O'Haganということでその優美な調べにうっとりとしている側からシングル曲でもあるM4「Northern Lites」がこれまたカリプソ以外の何物でもないという代物で驚きの展開。


一筋縄では行かない摩訶不思議さというよりは極度の変態的な嗜好が成せる業とも思えるんですが、じっくりと聴かせるM8「Some Things Come From Nothing」やM13「Chewing Chewing Gum」などを挟み込まれますと切なさが全開です。そんな訳でM7「Wherever I Lay My Phone (That's My Home)」でのはちゃめちゃさも可愛いもんですね。


明らかにCreation Recordsらしくないグループであることは誰もが認めるところでしょう。かと言って、例えばOasisよりかはずっと良い印象がありますよ。


続きを読む

スポンサーサイト



プロフィール

北沢オーストラリア

Author:北沢オーストラリア
ハンドルネームをchitlinから北沢オーストラリアへと改めました。どうか、よろしくお願いいたします。
ポップ・ソングのことを中心に書こうとして自家中毒を起こしているブログです。
見当違いのことばかりですけれども、どうかご容赦のほどを。

カレンダー
11 | 2011/12 | 01
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
TFC (36)
MBV (8)
BMX (24)
リンク
ブログ内検索
小さな天気予報

-天気予報コム- -FC2-
RSSフィード