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Bill Haney's Atlanta Soul Brotherhood (1998)

Bill Haney's Atlanta Soul Brotherhood
Bill Haney's Atlanta Soul Brotherhood』(1998)です。
丁寧で執拗な復刻で定評のあるKent Recordsからの編集盤です。


1960年代後半のサザン・ソウル、アトランタはChant Recordsに残された音源を中心に、そして半数が未発表という内容です。こんな地方レーベルのそのまた埋もれた音を拾い上げる所業には頭が下がります。
また、見事なまでに女性歌手が皆無ですしデュオですとたったのひと組、グループに至っては辛うじてふた組に留まっているという偏り具合なんです。ある意味、象徴的ですね。


ジャケット写真に使われているのはRandolph Walker。本盤ではその苦み走った歌声を3曲で響かせているんですが、それだけで歌い手としての素晴らしさが伝わって来ます。粘っこい演奏を背に吼えまくるM4「Got My Plans Squared Away」も良いのですが、込み上げるもの抑えるように歌うM23「Do Me Wrong」が聴きものです。


女性コーラスが映えるM3「I've Been Blessed By Your LoveAl Christianの場合はやはり毛色が異なるファンキーさが未発表に終わった理由なんでしょうか。今の耳には何の抵抗もなく楽しむことが出来る1曲ではあるんです。
M12「Who Are You Fooling aka Listen To MeJoe Grahamにしてもしっかりと作り込まれていますのでお蔵入りとなった原因がどういったものだったのかまったく不可解です。


Jarvis JacksonDee Clarkなどなど総じて素朴な感触が目立つのはおおらかな土地柄に左右されるものだと思われますが、Dino And Docなどを筆頭にして時に激しく時に感情的に喉を開き切って歌い上げる姿が思わず目に浮かびます。


最後を締めくくるのはRoy HamiltonのM24「My Peaceful Forest」、多少なりとも大袈裟な編曲と澄み切った歌声が胸に染みます。感動的ですね。


サザン・ソウルの本場とも言える訳ですのでそれなりに泥臭いものが端々から溢れ出る訳ですけれども、勝手に想像していたものよりも野暮ったい印象はないですね。


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北沢オーストラリア

Author:北沢オーストラリア
ハンドルネームをchitlinから北沢オーストラリアへと改めました。どうか、よろしくお願いいたします。
ポップ・ソングのことを中心に書こうとして自家中毒を起こしているブログです。
見当違いのことばかりですけれども、どうかご容赦のほどを。

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