Inez & Charlie Foxx / The Dynamo Duo (2001)

Inez & Charlie Foxxの『The Dynamo Duo』(2001)という編集盤を聴いてみました。
さすがにKent Records、痒いところにまで手が届く24曲入りです。Inez Foxxのソロ曲もM23「You Shouldn't Have Set My Soul On Fire」という1曲程度ならご愛嬌ということで好ましく感じます。
Inez & Charlie Foxxと言えば何はともあれ「Mockingbird」のヒットが有名ですよね。Aretha Franklinがカヴァーするくらいのアーリー・ソウルの名曲な訳です。
本盤はそんな栄えあるSue Records時代以降の音源集でして1960年代後半の成熟したソウル・ミュージックを楽しむことが出来ますね。これまたヒット曲のM1「(1-2-3-4-5-6-7) Count The Days」をはじめ歯切れの良い演奏と溌剌とした歌声、いかにもイギリスで人気がありそうではありませんか。
ただし、再録音のM24「Mockingbird (With Strings)」が思った以上に甘口なのはどうにも仕方のないことですね。比べるだけ野暮というものなので。
R&Bの男女2人組となりますとどうしてもIke & Tina Turnerを連想してしまいますので、彼らについてもその二番煎じと受け取られるところではあります。この兄妹にはIke TurnerによるえげつなさやTina Turner並みの猥雑さともまったく無縁なんですよね、良くも悪くも。その分、真っ向勝負で歌に向かっているのが良く判ります。
そう言えばAce Recordsからは(イギリスの)Sue Records音源をまとめた編集盤が4枚も発売されているので、そこからInez & Charlie Foxxの単独盤を構成することは出来ないものでしょうか。粗削りなアーリー・ソウルも大好きなんですよね。
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