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浮世絵師

希代の名画家、葛飾北斎の誕生日が10月31日とされているんですね。


印象派にもその影響を与え、『LIFE』誌では“この1,000年で最も重要な功績を残した世界の人物 100人”に選ばれるなどとんでもない才能の持ち主であることは周知の通りですよね。
「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」の絵葉書なんかを購入した憶えがあります。


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Tender Trap / Dansette Dansette (2010)

dansette
みんな大好きHeavenly


Tender Trapの4年振りのアルバムとなります『Dansette Dansette』(2010)の登場です。
ようやく最新作に追いついたということで、このHeavenlyに関するエントリも暫定的に完結となりますね。


前作の『6 Billion People』(2006)でもかつてのHeavenlyらしさがだいぶ押し出されていた訳ですが、本作も同様に判り易いのが特徴でしょうか。こう言っちゃ何ですが、何の変哲もないギターポップですね。かと言ってまったくどうでも良くはないですし、たわいのない音の垂れ流しではなかったりします。しっかりとしたメロディーは健在ですし、相変わらず優しげなAmelia Fletcherの歌声がくすぐったいですしね。
ただし、より余裕があるように聴こえて来ますね。何しろTalulah Gosh時代から20年以上になりませもんね。


Sandie ShawLesley Goreの名前が織り込まれた表題曲のM1「Dansette Dansette」にパッパラ・コーラスが良く映えるM2「Fireworks」というシングル曲。ほかの楽曲ではバック・コーラスとの絡みは控えめなんですが、それはやはりHeavenlyとは別物ということなのでその辺りをこのTender Trapに追い求めてみても無駄なことですよね。
Matthew Fletcherのとは勿論、異なるズンドコしたドラムスもなかなかに合っていると思いますよ。


ワクワクドキドキ感はそのままに割と大人びたギターポップも心地良いものです。少し年上の彼女たちは既に40代に突入している訳ですが、例えば同世代でもある来日公演を済ませたばかりのTeenage Fanclubや再結成したThe Vaselinesと比べてみましても元気で若々しいのかも知れません。そんな気がします。


ほかに仕事を持ちながらも音楽を辞めることなく現役を貫き、それと同時に音楽ファンでもあり続ける。素敵なことじゃないですか。嬉しいことですよね。
遅れて来たパンクと称して自分たちの好きなことに取り組んでここまでやって来た訳です。今までTalulah GoshHeavenlyを好きで良かったなと思わせてくれましたし、これからはTender Trapのことも好きで聴き続けて行こうとそういう風に心に決めましたよ。


とにかくですね、言っておきたいことがありまして。
ありがとうHeavenly


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Saint Etienne / Foxbase Alpha (1991)

foxbasealpha
リンク先さまのkura_moさんがエントリなさっていたSaint Etienneの『Foxbase Alpha』(1991)を旧ブログから転載してみました。
1990年代始め、学生時代のことでした。まさかのNeil Youngの「Only Love Can Break Your Heart」で鮮烈にデビューを飾った彼ら。このカヴァー曲を歌っているのはSarah Cracknellではないのでした。


平たく言うとジャケット・デザインに釣られました。


発売当時まだまだ割高だったイギリス盤CDを試聴もせずに購入した訳ですが、案の定打ち込みサウンドが肌に合わずに2年以上放置していました。


サンプラーと定番のシンセサイザー、そして生楽器を少々駆使することによってそれなりの安っぽさを獲得しとろけるような女性ヴォーカルを包み込めば、そこには忽ちスウィンギン’80sの匂いが立ち籠めます。


間奏曲を交えた流れには減り張りがあり、完全に解体されたM2「Only Love Can Break Your HeartNeil Youngをはじめ、胸躍るM6「Spring」やM9「Nothing Can Stop Us」、ひんやりとしたM11「London Belongs To Me」などが秀逸です。


今以て彼らが現役として活動していることに驚きを禁じえません。



2年も寝かしていたら嘘のように気に入ってしまった本作、『Foxbase Alpha』。ポップ・ソングも散りばめられつつどこか醒めた感覚のハウス・ミュージックに今ではひどく郷愁に駆られるんです。


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Ernie's Record Mart (1998)

ernie
Ernie's Record Mart』(1998)を聴いてみました。
またもやExcello Records音源集です。例によって盤起こしあり、未発表曲ありのとてもAce Recordsらしい編集盤であります。


まずはジャケット写真の名物DJと思しきJohn RによるしゃべくりのM1「John R Theme」から始まりますよ。
当然のことながら総まくり盤の『Located In The Record Center Of The South』にも収録曲されている面々も多く名を連ねています。


紅一点のLillian Offitt、のどかなLouis Brooks & His Hi-Toppers With Earl Gainesと来ましてとにかく怪しさ満点の雰囲気を放つThe Solotonesに美声を披露するLarry Birdsongなどなどとても個性的な顔ぶれが揃っていますよ。


Rudy Greenのロックン・ロールなM9「My Mumblin' Baby」といなたいバラードのM10「Cool Lovin' Mama」にGuitar Redの血湧き肉踊るようなインストゥルメンタル曲のM12「The Hot Potato」ですとか相変わらず景気の良いJerry McCain & His Upstarts、名前だけは目にしたことがあるArthur GunterによるM15「We're Gonna Shake」なんてノリが最高じゃないですか。
男女デュオらしきSugar And Sweetが歌うM14「I'll Be Good」も異色ながら目立っていますね。


さらっと軽く歌われるM17「Slim LizardRalph Harris With Skippy Brooksの一方で臭みがたっぷりのAl Garnerにしても味わい深いものがありますよね。
朗々と歌い上げる「Lattimore Brown」の場合、Excello Records以前のZil Records時代のM22「Got Plenty Troubles」とM23「It Hurts Me So」も収録されていまして大いに注目ですね。


ナッシュヴィルと言えばカントリー。それは常識な訳ですが、本盤のように彼の地にもR&Bが息づいていたこと、そしてアーリー・ソウルへと変貌を遂げる過程が捉えられているのが良く判りますよね。


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今週のビックリドッキリメカ (44)

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久しぶりに私、北沢オーストラリアが非常に気になることを取り上げてみる『今週のビックリドッキリメカ』のお時間です。


新しいMacBook Airを触って来ました。発表された翌日には早速Apple Storeにて展示、販売されているんですね。
さすがに11インチの方は人だかりが凄かったですし時間もなかったので13インチを弄くり回してみました。


まずは質感が最高です。極薄のアルミニウム製ユニボディ、ですね。持つことの喜びを感じさせてくれるはずです。
スペックについては平たく言うと見劣りするところがありますよね。その辺を納得してモバイル用途にと使い倒すのであれば迷うことはない、かも知れませんよ。バッテリーのことが気になりますからね。


iPadかそれともiPhone 4かと準備している予算をこの新型MacBook Airに振り向けられるかどうか。今までノートについては眼中になかったんですが、11インチというサイズは魅力的なんですよ。
いつものようにたっぷりと悩んでみることにします。


今週のスポットライト (44)

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久しぶりに私、北沢オーストラリアが非常に気になることを取り上げてみる『今週のスポットライト』のお時間です。


没後120年 ゴッホ展-こうして私はゴッホになった-』が今月から開催されていますね。日本初公開作品を含む錚々たるコレクションの数々。非常に興味深いですよね。


以前のように平日に余裕を持って見物したいんですが今秋からはそうも言っていられなくなりましたし、11月から年末にかけては1年を通じていちばん忙しい時期なだけに今月中に行きたいところだったりと逡巡しております。
年明けには福岡と名古屋でも開催されるとのこと。何かのついでに足を運ぶ機会が・・・あるはずもなく。
諦めずに何とか時間を作って観に来たいものです。


Gillespie's Pouches

本日はDizzy Gillespieの誕生日なんですね。上を向いたトランペットが特徴ですよね。


不遜なことにビバップまで遡って聴いてみたことが少ないものですから不明を恥じるところです。いずれはCharlie Parkerとともにきちんと聴いておきたいです。


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そんな言い訳を言ってイイ訳

最近、平日の更新がままならない北沢オーストラリアです。
今秋から職場におきましては他部署の業務を上乗せさせられまして、心身ともに疲労困憊の状態が続いております。しかも、ただ働きである点が疲労を慢性的に増大させている次第なんです。


という訳で最近ではやむなく週末ブロガーと化しております。多忙を極めても『無駄遣いな日々』の大介さんのようにブログ開設6周年にしてほぼ毎日の更新を実行していらっしゃる方もおられるので何とも情けないのですが、ネタがあっても頭が働かずにどうしようもないのが実情です。
“アイフォーン”や“雑感”カテゴリですら、すっかりと筆無精という有り様です。


そんな今日この頃ではございますが、今月を持ちまして当ブログ、『ぶっとばせハイウェイ』が3周年を迎えました。旧ブログの『とばすぜ ハイウェイ』から数えますとすでに6年目に突入しております。
いつまで続けられるのか判りませんが、これもコメントをくださる方々のお陰でもあります。ありがとうございます。


そのコメントをせっかく入れていただいても即座にお返事することが出来ない場合もありますが、どうか長い目で見てやってください。これからもよろしくお願いいたします。


また、その場凌ぎのためと旧ブログからの移行(未だに)も兼ねまして古いエントリを転載することもございますが、どうぞご了承ください。



Joni Mitchell / Blue (1971)

joniblue
Joni Mitchellの4枚目のアルバム、『Blue』(1971)を初めて聴いてみました。情けないことに今までまともに聴いたことがなかったんですよ。


のっけから変則チューニングのギターにやられてしまいます。M1「All I Want」から受ける衝撃、軽い目眩を覚えました。これまた情けないことに初めて知ったんですがJames Taylorが参加しているんですってね、お恥ずかしい限りです。
続いてピアノが絡むM2「My Old Man」にしてもその凛とした佇まいが目に浮かぶようです。


表題曲のM5「Blue」、その息を飲むような美しさや静謐感には即座に打ちのめされました。本当に素晴らしい3分間ですね。
それからM9「A Case Of You」でのJoni Mitchellの表現力、筆舌に尽くし難いほどの素晴らしさですね。言葉を失ってしまいます。


こんな風に全10曲があっさりと過ぎて行ってしまうんですがどれも凄く印象的なんです、その清々しさが胸の空くような忘れられないものばかりなんです。
中でも一聴して気に入ってしまったのがM4「Carey」ですね。本作の少し淡々とした雰囲気にありましてひと際明るく輝いている1曲。


ずばり、鮮烈で瑞々しいフォークですね。フォークの枠組みなんかをひょいと飛び越えているのかも知れませんけれども。決して押し付けがましくはないのに饒舌な歌と不思議な浮遊感に溢れるギターの音色が胸に響き渡ります。


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Krooning: Southern Doo Wop Vol.2 (1996)

krooning
前回の『Shoop Shoop: Southern Doo Wop Vol.1』(1995)に続きまして『Krooning: Southern Doo Wop Vol.2』(1996)を聴いてみました。
ジャケット写真のグループはThe Gladiolasだそうですよ、とても勇ましいですよね。


当然、Excello Recordsを中心に未発表音源も惜しみなく収録されています。
またもやThe MarigoldsKing KroonersThe Gladiolasといったグループが軸となっているんですが、『Shoop Shoop: Southern Doo Wop Vol.1』よりも全体的に都会的な洗練され具合を感じさせますね、気のせいかも知れないのですけれども。逆に言えばドゥーワップの本場、ニューヨークのグループには影響されていない強烈な個性を持っているということでしょうか。


ものによっては盤起こしの音源も含まれているそうです。そこはAce Recordsの面目躍如ですね、とても丁寧な仕事ぶりのお陰で音質的に問題のない編集盤となっていますよ。執念すら感じさせますからね。


先陣を切るのは Johnny Bragg & The MarigoldsのM1「Juke Box Rock And Roll」、いきなり熱く飛ばしてくれますよ。
続いてKing Krooners & Little Rico名義によるM2「School Daze」、小躍りしてみたくなるような楽しい1曲なんです。これは素晴らしいですね。そして、得意のア・カペラです。未発表曲のM3「There's Been A Change」ですっかりとKing Kroonersの虜です。


ご存知、The Gladiolasによるヒット曲のM8「Little Darlin'」なんですが、これがまた未発表テイクだということでして。まったくとんでもないもを放り込んで来ますよね。
豪快なそのノリはそのままにバック・コーラスが異なることが判ります。


期待のKing Krooners、2分弱のM12「Let Me Know」のまたもや洒落たア・カペラにうっとり、未発表曲だという事実に思わずびっくりです。M19「What Does The Future Hold」もまったく同じですね。
そして、The MarigoldsによるM14「Rollin' Stone」も未発表テイクなんですからまたまた驚くほかないですよ。


そのほかにM10「Yes That's Love」M21「Magic Of You」のThe Themesというグループが気になりますね。何とも甘美で情緒的な雰囲気が上手く出ていると思います。


ドゥーワップと言えばですよ。第2弾の本盤、『Krooning: Southern Doo Wop Vol.2』の場合にはしっとりと、そしてゆったりとした曲調も盛り込まれた大満足な1枚ですね。


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BMX Bandits / The Day Before Tomorrow (1986)

daybefore
今月のBMX Bandits旧ブログからの転載です。『The Day Before Tomorrow』(1986)という2枚目のシングル盤です。


BMX Banditsにとって2枚目のシングルです。内容と何ら関係のないジャケット・デザインなのですが、彼らのディスコグラフィーを振り返ってみますと割とまともな方です。


手持ちのシングルは4曲入りの12インチ盤でして、本作からべーシストにJoe McAlinden、ドラマーにFrancis Macdonaldがそれぞれ正式にグループに加入しました。
約10年後に出戻るJim McCullochThe Soup Dragons結成のために去って行きますが、ここでBMX Banditsにとって磐石の布陣が整った訳です。


M1「The Day Before Tomorrow」と言えば、実はStephen Pastelが彼らのデビュー・シングルに相応しいと考えていたものの、最初の録音が不調に終わったために『Sad?/E102』に差し替えられたという曰く付きの1曲です。
Stephen Pastelが推していただけあって、素直でわかり易い旋律と心温まる演奏が奏功しています。


M2「What A Wonderful World」は勿論、Louis Armstrongの名唱で有名な「この素晴らしき世界」のカヴァーです。
恐ろしいまでに気の抜けたこれ以上にないほどの脱力カヴァーに仕上がっていますが、芸達者なJoe McAlindenによるヴァイオリンが大活躍する名演と言えるのではないでしょうか。勿論、歌い手としてのDuglas T. Stewartも面目躍如です。


M3「Johnny Alucard」はいつものパーティー・バンドぶりを発揮させたはちゃめちゃな1曲です。
この直後に謎の偏執的なシュプレヒコールのようなものが挿し込まれています。


M4「Sad!」は件のデビュー・シングル『Sad?/E102』に収録されている「Sad?」の勢いを抑え込んだ再録音ヴァージョンです。平たく言うと落ち着いたボサノヴァの感触が特徴です。
個人的にはやはりこちらのM4「Sad!」の方が耳馴染みが良いことに変わりありません。



以上のように懐かしさで胸がいっぱいになりますね。
Creation Records時代が好みではあるんですが、このデビュー当時がやはりいちばんBMX Banditsらしいのも当たり前と言えば当たり前なんですよね。


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The Kinks / Everyone's In Show-Biz (1972)

showbiz
今回のThe Kinksは『Everyone's In Show-Biz』(1972)です。
何とも皮肉を利かせた表題ですね。


10曲のスタジオ録音作品と13曲のライヴ音源とを併せた変則的な2枚組のアルバムです。現行CDではライヴ音源の最後の2曲、M22「Till The End Of The Day」とM23「She's Bought a Hat Like Princess Marina」は追加収録されたもので、すべて1枚に収められています。


まずはスタジオ録音につきましてM1「Here Comes Yet Another Day」にM3「Unreal Reality」、M5「Sitting In My Hotel 」と来てM7「You Don't Know My Name 」、M9「Look A Little On The Sunny Side」となりますと目に見えて疲労の度合いが心配になるくらいの有りさまですね。


音としては全体的により一層、アメリカ音楽に傾倒した作りになってはいますが、これは営業的な狙いがどこまであったんでしょうか。前作の『Muswell Hillbillies』(1971)という傑作からRCA Records へと移籍したことも手伝った結果なのか定かではありませんが豊かでまろやかに鳴らされる音群に呼応するかのような物語り性に満ち溢れた詞曲がどれも印象深いです。


6分以上に渡る名曲、M10「Celluloid Heroes」。これがまた切なさ全開ですね。またもやThe KinksRay Daviesによる真骨頂がここに。素晴らしいのひと言です。


打って変わって、重厚で引き締まった演奏のM11「Top Of The Pops」から始まるアメリカ・ツアーの様子はやはり『Muswell Hillbillies』収録曲が中心なんですよね。
しっかりとホーンや鍵盤を含んだ大所帯にやさぐれたRay Daviesの歌声が絡み付くのも妙味です。


M14「Acute Schizophrenia Paranoia Blues」、M15「Holiday」にM16「Muswell Hillbilly」、M17「Alcohol 」の流れにはどうしようもなく盛り上がってしまいますよね。
M18「Banana Boat Song」を挟んでM19「Skin And Bone」で再び盛り返すのも嬉しい限りですし、観客たちに歌わせるだめ押しの名曲のM21「Lola」で大円団。楽しい内容です、良いライヴです。


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Shoop Shoop: Southern Doo Wop Vol.1 (1995)

shoop
Shoop Shoop: Southern Doo Wop Vol.1』(1995)を聴いてみました。
先日の『Located In The Record Center Of The South』(1998)に引き続きまして、復刻専門のAce RecordsExcello Recordsの音源を駆使してまとめ上げた編集盤、そのドゥーワップ編です。


ドゥーワップと言えばですよ。時は1950年代、舞台は大都会、ニューヨークというのが定番である訳ですけれども。当然の如く多少の時差はあれど、しっかりと南部にも根付いていたんですね。
The Gladiolasをはじめ、The MarigoldsKing KroonersThe Peacheroosといった辺りを軸として構成されている本盤には泥臭くもあり、とても賑やかで魅惑的なドゥーワップがたっぷりと詰め込まれています。


まずは活気に満ちたM1「Shoop ShoopThe GladiolasにM2「Love You-Love You-Love YouThe Marigolds、M3「Won't You Let Me KnowKing Kroonersが先陣を切りまして、返す刀でそのKing Kroonersがゆったりとした曲調のM4「Now That She's Gone」でうっとりです。
非常に良い流れ、そして珠玉の名作ですね。


珠玉の名作が続きます。The Gladiolasが放つ代表曲のM6「Little Darlin'」、最高ですよね。洗練さに欠ける部分は確かにあるかも知れませんが、それを上回る勢いや気概が聴く者の心を必ずや鷲掴み、です。
このThe Gladiolas、件の『Located In The Record Center Of The South』ではM16「Sweetheart Please Don't Go」を未発表曲として収録していることに今さら来が付きましたよ。1956年発売のバラードですので、これはAce Recordsの勘違いなんでしょう、きっと。


未発表ヴァージョンのM17「School Daze」と未発表曲のM18「Playboy Lover」では完全なア・カペラでじっくりと聴かせるKing Krooners、この連中は本当に相当な実力の持ち主ですね。これまた未発表曲だというM9「Pretty Little Girl」も素晴らしい出来映えですし、M10「Memoirs」ではKing Krooners & Little Ricoとして実に情緒豊かに歌い上げているんです。
さすがに第2弾の『Krooning: Southern Doo Wop Vol.2』(1996)でも何曲も収録されている素晴らしいグループですね、侮れません。


最後になってやっと登場するThe Meloairesにつきましては関連のNasco Recordsからの出張収録なんですが、締めくくりに相応しい夢見るようなバラードのM24「Indebted To You」が良く映えますね。未発表のM23「Don't Ever Get Married」も賑やかで伸びやかで溌剌とした1曲です。


再びドゥーワップと言えばですよ。しっとりと、そしてゆったりとした曲調を想像しがちではありますが、ここではむしろ南部訛り丸出しで騒がしく、楽しく歌うことこそが信条のようですよ。
全24曲、どれもこれも荒々しさに溢れるもののヴォーカル・グループとして完成された姿が刻まれていることは確かです。


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Teenage Fanclub / I Don't Want Control Of You (1997)

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来日公演が近づいて来たTeenage Fanclub、今月はまたしても『I Don't Want Control Of You』(1997)なんです。傑作アルバム、『Songs From Northern Britain』(1997)からのシングル、の第2弾ですよ。
先月の『I Don't Want Control Of You』(1997)とは少し味気ないジャケット写真と表題曲以外の2曲が入れ替わった程度ですので、そんなにありがたみが感じられないかも知れませんね。


M1「I Don't Want Control Of You」は相変わらずの美しさ。そして、心温まる名曲ですね、もはや。
捻りのない割には肉付けにブラスを導入することで意外と華やかさがあるんですよね。


M2「He'd Be A Diamond」はカヴァー曲です。1980年代のイギリスのグループ、The Bevis Frondによる原曲を知る由もないんですが、こうしてGerald Loveがさらりと歌いつつも歯切れの良い単純なポップ・ソングはいつ聴いても気持ちの良いものですよね。


M3「Live My Life」、これまたB面の常連であるRaymond McGinley作です。珍しく打ち込みから始まりまして、繊細な曲調に電子音を絡ませている辺りは面白いですね。いつもの仄暗い雰囲気とは異なり微かな浮遊感が醸し出されていまして見違えるようですよ。
ほんのちょっとした味付け、仕掛けです。やり方次第なんですよね。


傑作、『Songs From Northern Britain』が産み落とされるその裏にはこうした屍を踏み越えて数々のアウト・テイクが潜んでいるものなんですよね。


如雲玲音

本日、10月89日はJohn Lennonの誕生日なんですね。生誕70周年ということでおめでとうございましたす。


Googleロゴの動画仕様は初めてでしょうか。選曲としては無難なところですが、いたく感激してしまいましたよ。


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Located In The Record Center Of The South (1998)

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Located In The Record Center Of The South』(1998)というオムニバス盤を聴いてみました。
ソウル・ミュージックについては別なんですが、“Grand Finale”と謳われている通りにAce Recordsから大量に復刻されたルイジアナのExcello Recordsの音源集の数々、その総まくりですね。


まずはJerry McCain & His UpstartsのM1「Run Uncle John! Run」から景気良く始まりますよ。猥雑な雰囲気が充満するM2「Don't Let Your Daddy Slow Walk You DownGood Rockin' Sam With Kid King's ComboにまろやかなバラードのM4「Baby I'm Confessin'Johnny Angelと快調な滑り出しです。


Excello Records特有のR&Bにスワンプ・ブルースなんでしょうか、どれもこれも相変わらずの泥臭さなんですけれどほんわかとした軽妙さが憎めない要因なんでしょうね。
全体的にゆったりとした陽性のノリ、身を任せ酔いしれるほかないんですよ。


有名どころのCarol Franのほかにも女性シンガーが控えておりまして。M8「Just Lonesome That's All」を力むことなく歌い上げるLillian Offittの存在感もばっちりですね。
この辺りからさらに盛り上がって参りまして、ヴォーカル・グループのThe GladiolasによるM10「Sweetheart Please Don't Go」、これがまた未発表曲というのですから驚きですよ。
跳ねるリズムとピアノも大活躍のギター・インストゥルメンタルのM11「Guitar RhumboGuitar Gableも充分に聴きものなんですが、M14「ConfusionClassie Ballouの渋いインストゥルメンタルにしても舌を巻くほかありませんね。


夢見るようなM16「To You My Darlin'Jay Nelson & The Jumpers、これも未発表曲なんですって。
貫禄たっぷりに歌うLeroy WashingtonのM17「My Chinatown Gal」とM19「My True Life」とが良い形で対比になっていますね。


やさぐれたM20「I Got A Love(Way Down In My Heart)Lonesome Sundownが放つ臭みも強烈ですね。
ひなびた感覚が堪らないLazy Lesterの2曲、M21「Because She's Gone」とM22「Ponderosa Stomp」。これが本当に最高の湯加減なんですよ。


最後を締めるのは大御所、Slim Harpoです。ヒット曲のM24「Raining In My Heart」も勿論、素晴らしいんですけれども。またまた未発表曲だというM18「Late Last Night」の緩さ加減、これがもう得難いものです。


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Stereolab / ABC Music - The Radio 1 Sessions (2002)

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今月のStereolabは『ABC Music - The Radio 1 Sessions』(2002)です。所謂、BBCセッション集ですね。
発売時点でレコード・デビューから10年になりますので2枚組というのにも納得というか嬉しいです。その活動をおおまかに俯瞰することが出来るお得な企画盤でもあります。


最初の4曲は1991年7月のJohn Peel Sessionからですなんですね。
人気曲のM1「Super Electric」をはじめ、Stereolabの最初期の姿が捉えられています。もともとスタジオ版は音質が良くはなかったんですが、それとは別にライヴ感が出ている演奏ですね。


続く4曲もJohn Peel Sessionから1992年6月の音源ですね。M5「Laissez Faire」はあの『Low-Fi』(1993)収録曲ですよ。
M6「Revox」とM8「John Cage Bubblegum」はともに『Refried Ectoplasm Switched On Volume 2』(1995)という編集盤に収録されているアルバム未収録曲ですね。
この4曲もまだまだガレージ・バンド然とした色合いが濃厚でして、改めて触れてみますと胸が詰まるほどです。凄く好きなんです。


次の8曲は1993年9月のJohn Peel Sessionと12月のMark Radcliffe Sessionからです。
M10「Anemie」というのは見慣れない楽曲なんですが、とても彩り鮮やかで聴いた途端に気に入ってしまいました。
M11「Moogie Wonderland」にM12「Heavy Denim」などと『Mars Audiac Quintet』(1994)時代のシングルB面曲をしっかりと織り交ぜているのも良い塩梅なんですよね。
M13「French Disko」とM15「Golden Ball」が1993年のシングル、『Jenny Ondioline』絡みですし後者は『Transient Random Noise Bursts With Announcements』(1993)にも収録されているんですが、初めて聴いた『Space Age Batchelor Pad Music』(1992)の時期には呼ばれていないようなので残念ですね。


ただ、Neu!から受けた影響丸出しでハンマー・ビートを打ち鳴らしツアー・シングルも連発していた頃、海のものとも山のものとも判らない意外性に満ちた部分がStereolabの大きな魅力のひとつなんですよね。


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プロフィール

北沢オーストラリア

Author:北沢オーストラリア
ハンドルネームをchitlinから北沢オーストラリアへと改めました。どうか、よろしくお願いいたします。
ポップ・ソングのことを中心に書こうとして自家中毒を起こしているブログです。
見当違いのことばかりですけれども、どうかご容赦のほどを。

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